仕事辞めたいけど次がない!【転職先が決められない人の特徴と成功へ導くルールを伝授】

・とにかく今の仕事が嫌で辞めたいと思っているんだけど。。。

・次の仕事がないし、どうしていいかわからない (-_-メ)

・失敗しない転職先の決め方とかを教えてほしい!

 

転職サイトに登録をして、あなたに合った求人情報が送られてくるけど。。。

いまいちピーンと感じる企業もなく、いつまでたっても、転職先の候補すら見つけられない転職初心者は多いのではないでしょうか?そして結局、何から始めればいいのか?と悩み思考停止になってしまいます。

その気持ちよ~くわかります。と言うのも、私も初めて転職するときに転職先の業種を決めるまで1年、転職するまで2年もかかったからです!ただ、結論から言うと悩んだ2年間は無駄でその後のキャリアにおいても損をしました(苦笑)


ちなみに著者は某不動産会社の営業部長として現役で働く50歳男性・通称「メタボ父さんです(^_-)-☆」

 

新卒で金融機関に就職し7年間、融資係を経験した後に1度目の転職で不動産業界に再就職をしました。不動産業界では売買営業マンとして働き、会社や上司に恵まれたおかげで平均的なサラリーマン収入より高い稼ぎが得られて金融機関時代より3倍の年収になりました。

その後、子どもが産まれて子どもの運動会に参加したい等、仕事だけでなくまともな時間が欲しくなり現在の会社に2度目の転職をしました。無我夢中に一生懸命仕事をしているうちに仕事が楽しくなり、40歳を超えたあたりで人生哲学ができて現在の仕事を適職と思えるようになりました。


それでは、転職経験を2回して適職をつかめたと思っている私より、転職先を決めかねている方向けに「転職を成功へ導くある考え方のルール」をお伝えします

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1:転職先が決まらない人の特徴

落ち込んでばかりいる人転職先を決められない!

完璧な理想を求めている人転職先を決められない!


じつは私がそうでした!新卒で働きだした金融機関の仕事が合わず、とにかく辞めたくて仕方がなかったです。辞めたい理由は、挙げればきりがないほど沢山あったのですよ!

【会社を辞めたい理由】

給料が安い

・金融の仕事が性格に向かない

・拘束時間が長い

・朝早く夜遅い生活が嫌だ

・仕事がつまらない

・上司のパワハラ

このように辞めたい理由ばかりウジウジ落ち込んで考えていても、次のキャリアをどのようにしたいか?など前向きに考えないと、次の転職先の候補企業は見つかりません。私もそうでした。


落ち込んでばかりいる人転職先を決められない!➡その理由は?

もう今から20年以上前の話ですが、私が転職活動をした時代はネットでなく転職誌の時代でした。毎週、火曜日は「doda・デューダ」・木曜日はリクルート社発行の「ビーイング」を買って転職先を探してました。でもね、毎週のように買っていると、毎回載っている会社は、人がすぐ辞めるようなブラック企業だと想像できるし、自分はタバコを吸うから「JT/日本たばこ」がいいかな~とか、ルート営業が楽そうだから「コカ・コーラー社」のルート配送でいいか?など職種決まらず転職誌を見て会社を辞める憧れに酔いしれているだけでした。このように、ただ会社を辞めたいと漠然と考えて落ち込んでいるだけの人は、この記事を最後まで読んでください。

【関連記事】

※今の仕事に見切りをつける判断基準はこの記事が参考になります

今の仕事を続けるべきか?【会社に見切りをつける判断基準5選!】


完璧な理想を求めている人転職先を決められない!➡その理由は?

条件が完璧な理想の転職先を求めている人も決めらない人の特徴ですね。私もこのパターンでした。前述のとおり、転職活動を始めて1年を過ぎるとさすがに希望の業種が不動産業と決まりました。けど慎重すぎる性格があだとなりました。そもそも、私は金融機関に勤めていたくらいですから、慎重で条件を先に求める性格でした。「年収」「福利厚生」「平均残業時間」「通勤時間」etc・・・

けれどよく考えてみて下さい。仕事にストレスがつきもので、世の中、完璧な自分に合った会社なんてない訳ですよ!もし、あるとしたら自分で独立して会社を作るしかないと思います。このように、条件ばかり先行で求めている人は、この記事を最後まで読んでください。

【関連記事】

※私が営業部長から、社長候補(経営者側)になってわかった事

【仕事より得られる満足感】
① お金(満足のある収入)
② 時間(プライベートや家族との時間)
③ 仕事のやりがい
④ 人間関係(ストレスフリー)
⑤ 社会的な地位

上記の①~③の内3つ手に入れたらその会社(転職)は成功です!

【なるほど納得!】仕事を辞めたいと悩む会社員が知っておくべき5つの真実

2:20代と30代で転職はどう違う?

ここまで読んでくださった読者さんなら、転職は辞めたい理由や待遇・条件が大事な訳でなく、これからの仕事キャリアをどう積み重ねていきたいが重要だとわかってきていると思います。そこで、もう一つ冷静に自己分析をする必要がありお伝えします。それは転職するときの年齢です。

当たり前と言えばそうだけど、企業は求職者の年齢に見合ったレベルを求めます。私が転職活動をしていた20年前は【35歳まで】とはっきり書かれていたけど今は、求人で年齢制限を設けるのは法律上禁止されているので年齢制限はありません。とは言え、一般的に企業は年齢に合ったレベルを求めて募集します。

20代ポテンシャル(潜在能力)を期待

30代スキルと能力に期待

40代マネジメント能力に期待


 

20代ポテンシャル(潜在能力)を期待➡その理由は?

新卒採用または第二新卒は、20代から社員教育をすれば、将来の会社の中心を担う社員に育つだろうと会社は期待しています。よく言われるように、大手企業は新卒採用を毎年するので会社の組織層が盤石でしっかりしており、一方で中小企業が新卒で育てる余力がないので、即戦力を重視した中途採用が多くなり、会社の発展性が大企業に比べて弱い点が挙げられます。


30代スキルと能力に期待➡その理由は?

働きだして5年~10年の30代になってくると、社会人としての基礎や仕事のスキルもそこそこ身についているため、人材育成のお金や時間がかからないです。要するに「即戦力」としての募集が多いです。例えば、私が働く不動産業界で言うと、大手不動産会社の場合は大学卒の20代新卒社員は将来、部長職まで出世できる見込みはあります。しかし中途採用の場合は即戦力として入社できたので、営業所の支店長や所長が出世の限界です。53歳とかになると役職退職と言って「このまま働いてもいいけど、今までの部下の下で一般職で働いてね」のような扱いが多いですね!


40代マネジメント能力に期待➡その理由は?

40代になると、前職でも管理職をしていた人が多くなるのでマネジメント能力に期待をして募集をかけます。特に今の時代は「チーム制」や「社員一人当たりの生産性」を会社は追及しています。もっと詳しく説明しますね(^_-)-☆

労働生産の計算方法は会社によりけりですが、例えば、ある社員が1時間あたり2,800円の利益を生み出すとするじゃないですか。2,800円×8時間×22日=492,800円。1部署10名だったら、492,800円×10名=4,928,000円が部利益です。

管理職のマネジメント能力、要するに仕事の配分や効率化により、一人当たりの時間の生産性を2,800円から3,000円に上げれたら、3,000円×8時間×22日=528,000円。528,000円×10名=5,280,000円と売上を成長させるよな仕事を40代には求められます傾向が強いですね。

 

3:転職で譲れない条件は状況に応じて違う

さらに深掘りして、ここまで読んでくださった読者さんはわかったはずです。

★転職は辞めたい理由は大事でない

★待遇や条件ばかり追い求めるな

★これからの仕事キャリアを考える

★自分の年齢に見合った転職ができるか?


仮に転職の成功とは➡適職や天職を見つけて幸せに生きる事

このように定義づけするとしたら、もっと深掘りして転職活動をしていく必要があります。次にお伝えしたいことは年齢や状況によって転職先は変わる事です!

転職をしたい理由は人それぞれ違うじゃないですか?

例えば、私が初めての転職で会社を辞めたい理由はこんな感じでした。

【会社を辞めたい理由】

給料が安い

・金融の仕事が性格に向かない

・拘束時間が長い

・朝早く夜遅い生活が嫌だ

・仕事がつまらない

・上司のパワハラ


そして新卒で働いた金融機関より不動産会社に転職をした結果どうなったか?

給料が安い➡年収が3倍アップした!(大満足)

・金融の仕事が性格に向かない➡家が売れる喜びを感じられた(満足)

・拘束時間が長い➡転職後の方が残業増えた(給料高いので仕方がない気持ち)

・朝早く夜遅い生活が嫌だ➡むしろ転職後の方が朝早く夜遅くなった(妥協)

・仕事がつまらない➡本気で仕事に向き合ってからやりがいを感じた(満足)

・上司のパワハラ➡不動産会社では暴力もあるパワハラもあった(あきらめ)

結論から言いますね。転職をして年収が3倍アップすると上司の拘束時間や上司のパワハラでさえ気にしないなったのですよ。もう仕方がないと。そしてマイホームを夢見たお客様の喜ぶ顔を見れる仕事にやりがいを感じました。

でも人ってわがままでもあり、状況により考え方が変わるのです。私の場合、不動産会社に転職をして年々収入がアップしたのだけど・・・今度は成長してきた子どもの七五三や運動会など、学校の行事に参加したくなりました。当時は今のような「働き方改革」の時代でないので、不動産会社で土日に休むのはご法度でした!でも子育ては一生に一度だけの経験だともっともな理由をつけて、私は同じ不動産業界に2回目の転職をしました。そして現在、今の仕事を適職と思えるようになり営業部長として現役で働き、家族との時間もとれて幸せな生活を過ごせております。

 

【関連記事】

【20代と30代は転職を悩むな】40歳を超えたら適職と天職がわかるから!

 

このような年齢に合った考え方や状況で転職先を考えることはとても大事だと思います。つまり人生設計の一部になるからです。

20代➡初めて働いた社会で挫折

30代➡転職した不動産会社でお金を稼ぐ

40代➡2回目に転職した不動産会社で時期、社長候補になる

50代➡大病をして社長は受けず、営業部長(兼取締役)として働く

私は30代でお金を稼げてたおかげで、マイホームを手に入れて、かつ住宅ローンを10年で完済できました!

【関連記事】

住宅ローン借り換えをする前に知っておきたい心得と家計簿見直し

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もしも、共働きで子どもが保育園・幼稚園の家庭なら、子どもにお金がかかるようになる中学生になるまでの8年間は、お金を稼ぐ目的の転職をしたりするのもOKですし、40歳手前の転職なら健康を考えて「拘束時間が短い」転職をするなど状況に合わせた転職を考えることが大事です。何故かと言うと、転職は人生の積み重ねであって人生設計そのものだからです。

 

4:「複業と副業」はこれからの生き方?

私が、初めて転職をした20数年前は終身雇用が信じられていた時代で転職を考えていると言おうものなら親や上司に猛反対された時代でした。実際、私も親に転職を打ち明けたとき親は泣いておりました。昭和一桁産まれの戦争経験者で不動産屋の印象は悪いものですから・・・母なんて「よりによって不動産屋にいくなんて」と泣いておりました(苦笑)

ところが、ご存知のとおり終身雇用は崩れ去り上場企業でさえ倒産する時代です。今後の日本は少子高齢化が進み、子どもが減って働く年代より高齢者が多くなります。だから商品を開発して生産しても買う人が減るので経済は成長しません。つまりお金を稼ぐ商売のパイが小さくなっていきます。

 

実際、大企業だけでなく中小から個人まで多角経営と言って、一つの業種にこだわらずに複数の経営をしないと利益を確保できない時代になりました。皆さんのまわりを見てください。飲食店の経営をしている人が、ネイルサロンをやっていたり個人でも複業をしている時代なのです。

だから個人においても、副業禁止の会社が多いにもかかわらず「副業」や「投資」に興味をもつ若い世代が増えてきましたね!私は会社の取締役であって経営陣の立場でもあるので、会社が「副業禁止」をすることに理解はできます。でも内心は個人でWEBライターなり「副業」でもお金を生み出す実力はつけるべきだとい思っております。きっちり定時に終わる仕事(本業)と週2回働けるコンビニの複業やWEBライターの副業を本業と組み合わせる働き方だって今後は考えた方が絶対に良いと思います。

何故かと言うと、いざ借金はどうあがいても返せないと一緒で、会社がピンチになれば自分を守れるのは自分しかないからです。

★働き方は「本業」+「副業」または「複業」も考えられる選択肢

今の時代は、副業も認める会社が増えだしており、週休5日を4日でOKだして週1日は自分の好きな仕事をしてもOKをだす会社もでてきました。要するに色々な価値観が変わってきております。特に、若い世代のお金が回らなくなった日本経済システムだからこそ、安定した固定収入はきちんと確保した方がいいと思っております。要するに会社で少々嫌なことがあって給料が安くても、安定した固定収入は重要ですよと言いたいです。

① 転職➡別の会社で働き始める
② 複職➡かけもちで仕事をする ※趣味的にもなる好きなことを仕事にする
③ 副業➡会社にバレないように働く

これからの時代は上記の①~③を早めに人生設計に盛り込んだ方がいいと思います。特に20代~30代で転職を考えている方にお伝えしたいです。

5:65歳までの人生設計図を作ろう!

★一生働ける会社なんてないと思いましょう

終身雇用の時代は終わりました。私の両親は昭和1桁産まれの世代で戦争経験者です。父親は、終身雇用制度の恩恵をバッチリ受けていたので、会社勤めは辛いことだけど、歯を食いしばって定年まで頑張れば、安定した老後が約束された年代でした。実際その通りに年金ももらえて幸せな老後でした。

ところがご存知のとおり、もう親世代が経験した人生モデルは崩れ去りました。時代の流れは仕方がないのです。数十年前に派遣社員が流行りだし、ホワイトカラーの管理職が外野に回されたときもそうですし、ここ数年続く、上場会社による早期退職を促す流れもそうですね。

【私が経験した会社なんて所詮そんなもの】
私は2度目の転職をした今の会社で、平成24年に時期社長に任命されました。
サラリーマン生活を続けた者にとってある意味、一番光栄な人事です。やはり認められるということは嬉しいことなんです。だけど社長になる矢先・・・自身 の身体で変調があり病気になりました。結局、社長は引き受けられなくて取締役で仕事を続けておりますが、病気になって色々な経験をできました。その一つが会社は何だかんだ言って、創業者の社長がいくら愛着をもち独占しようと思っていても、何十年の会社に携わった社員みんなの会社であって、社長が好き勝手にできないことがわかったからです。また一個人が、いくら会社のためを思って殆ど休まず寝ないで働いてきたとしても、病気になってしまえば、過去の実績などは無関係で会社は一生の面倒をみてくれることは絶対になく、自分自身の身体もお金も自分で守らないと人生設計が狂ってしまうという現実を病気で知り得ました。

★人生100年時代!65歳までの人生設計を考えよう

大上段に構えて「65歳までの人生設計を考えよう」なんて言っている私ですが、自分は40歳すぎるまで、大して将来設計は考えなかったです。だから後付けで偉そうに言って申し訳ないのですが、20代や30代の方はできれば考えた方がいいと思います。確かに20代や30代は、働くことに必死で経験が浅いので65歳までの将来像は想像すらできないかもしれません。でも、何となく35歳までは一生懸命働いてマイホームを手に入れて、子どもが大学に入学する50歳までは貯金を貯めてとか・・・夫婦でざっくりとでもいいので考えましょう。

 

50年後、人口1億人を目指した「一億総括社会」の改革を進めた結果、高齢者が活躍できる場が増えて定年が65歳の時代になりました。また、人々の生活や食生活においても健康意識が高まっており、医療の進歩も重なり人生100年時代の到来です。男性の平均寿命の80歳まで生きれるとしたら、65歳まで仕事をして退職しても80歳まで15年も時間があります。15年生きるお金も残さないといけません。そして一番大事なことは、定年退職した後も幸せな老後生活を十数年送れるように人生設計をする必要があります。それこそ人生100年で考えたら65歳で退職しても35年間も残りの人生があるのです。

老後は想像しにくいものですが、35歳の今から55歳までの20年間は子どもの教育資金など家族を養うために、経済面を優先して働くので転職をして給与アップを目指す。その返し子どもが自立する55歳以降は自分らしく生きたいので早期退職をして故郷に戻り「自給自足の田舎暮らしを実現する」など、働いている会社の将来に不安があっても定年退職後の人生設計まで想定したうえで転職をする心構えが必要なのかもしれません。

会社は一生面倒をみてくれません!自分の人生は自分で作りあげるのです。じつはその方法というかシュミレーションはシンプルです。来年の自分を想像することからはじめて65歳とかまで人生設計を考えてみることです。


ちなみに、私の知り合いの音大出の奥さんが考えている人生設計です。

(30歳)➡特技のピアノを生かして週末だけピアノ教室をはじめる

(31歳)➡ピアノ教室で音楽発表会を開催できる人数まで増やす

(40歳)➡ピアノ教室で貯めた貯金を元手に外部講師を雇う

(50歳)➡ボランティアを通じて音楽の素晴らしさを広める活動を開始する

素晴らしいと思いませんか?

何が良いかと言うと、人生の目標が定まっていると仕事も私生活も充実すると思うのですよね (^_-)-☆


そう、転職は人生の積み重ねです。

 

■■■

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【仕事がない?】女性の雇用危機!再就職していない女性にオススメの転職サイト

コロナショックのしわ寄せで働く女性が苦しんでおります。今から約2年前の年末のニュースは、コロナ第3波による感染者の増加、医療体制の崩壊等々・・・暗い話題が多かったです。たまたま、朝のNHKニュースで「女性の雇用危機」をテーマにした報道があり見てました。

NHKが労働政策研究・研修機構(JILPT)と共同で、2020年11月13日から19日まで約6万8,000人の男女に「新型コロナによる雇用・暮らしへの影響」についてアンケートを実施しました。その結果がでておりましたのでメモをしました。

【6万8000人へアンケート調査を実施】
☆ 休業手当が支払われていない女性➡25.6%(男性17.6%)
再就職をしていない女性➡38.5%(男性24.1%)
☆ 解雇・雇い止め・労働時間の減少した女性➡26.3%
☆ 仕事を失った人➡106万人(女性74万人>男性32万人)

それから1年経過して、失業期間が1年以上の失業者数はの状況はどうでしょう?

★2022年(令和4年)の平均失業者数➡66万人と減少しているから、生活が苦しい人でも立て直してきているとは到底思えないですよね。総務省が発表している「完全失業者数」で言うと、コロナのパンデミックがはじまった翌年の2021年4月は194万人(完全失業者数)➡約2年後の2023年1月は164万人(完全失業者数)と減少しています。けれども、総務省が公表している「完全失業者」は、今現在仕事を探している人の数で、失業中で仕事を探していない人は含まれていません。ちょっと身の回りを見てください。コロナで職を失って1年以上働いていない人がいるじゃないですか。しかも、ウクライナ戦争の影響もあって物価の高騰に電気・ガス代の値上げなど、苦しい生活を過ごしている人が多いのが実感ではないでしょうか?特に、非正規雇用で働く女性は男性に比べて働きたくても「仕事がない」状況が続いております。

本日は「女性の雇用危機」のテーマより、今後の出口戦略をお伝えできればと思います。

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1:コロナ禍で仕事を失った女性は74万人

 

2020年当時、コロナ禍で仕事を失った人は合計106万人にものぼりました。その内訳として女性74万人男性32万人となります。女性の割合が多い一因として、女性の非正規雇用が多いことが挙げられます。わかりやすく言うと「接客業」や「医療・福祉」で働くのは非正規雇用の女性が多いですが、真っ先にそのような仕事がコロナで影響を受けたからです。その当時はニュースで、沖縄県の観光地である国際通りの映像がよく流れていましたね。観光で訪れる人が減り、夜の接待業の仕事がなくなった!とかの特集を見たこともあるかと思います。

そして、当時の4月~5月にかけ緊急事態宣言がだされ、仕事を失った女性が74万人、そして男性が32万人のとおり男性に比べて女性が2倍以上になり女性の雇用危機が注目されました。この理由を推測しますと、女性が働いている仕事に「飲食・小売業・介護職・福祉」などが多いのが理由とわかりやすいですよね。デパートの地下で、試食販売の仕事をしているような非正規雇用のおばさんが仕事を失った状況が想像しやすいかもしれません。さらに2年前の様子は、会社から休むように言われたり、労働時間を減らされたりした女性たちが、「休業手当」などの補償を、十分受けられていない実態も見えてきました。休業手当が支払われていない女性は25%余り。男性を大きく上回っていたのです。

 

休業の補償を受けられなかった70代の女性がインタビューに答えてました。4年前から、業務委託でスーパーの試食販売の仕事を行い、月8万円ほどの収入があったそうです。でも・・・新型コロナ感染拡大後、仕事が激減。インタビューを受けていた前の月は一度も売り場に立てなかったとの事。勿論、収入が減って生活に影響あるので、70代の女性は会社に対して「休業手当」をもらえないか問い合わしたらしいのです。ところが、契約が「業務委託」のため、対象にならないことがわかり、さらに、個人事業主も対象になる「持続化給付金」を申し込みましたが、減った収入以上に年金をもらっているという理由で受け取れなかったと言います。

2:会社都合で休業手当が支払われない女性たち

毎月、経済的に余裕のある暮らしをできる人は少ないと思います。そしてこのコロナ禍で日々の暮らしで精いっぱいの人に追いうちをかけるような問題があります。それは、会社から「仕事を休んでください」と言われたり、労働時間を減らされた人が、休業手当などの補償を受けていない実態が問題となっております。

2020年当時の情報ですが、NHKが労働政策研究・研修機構(JILPT)と共同で、2020年11月13日から19日まで約6万8,000人の男女に「新型コロナによる雇用・暮らしへの影響」についてアンケートを実施しました。その結果、休業手当が支払われていない女性25.6%は、男性の17.6%を上回まる結果がでました!今の日本は若い世代にお金が回っていないので共働き夫婦が多いじゃないですか?夫の収入が27万円、妻のパート代8万円の合計35万円で暮らしていた家族が、非正規雇用の妻が働ける仕事が減り8万円から4万円になってしまいました。住宅ローンも抱えているし、けれど収入を上げる手段がないので、車を手放そうとか大変な家が多かったはずです。ましてシングルマザーはさらに大変でした。

会社から休業手当がでない気持ち・・・・私にはよくわかります。
じつは、著者自身の話で大変恐縮ではございますが、2020年の4月、そうまさにコロナのパンデミックはじまりのときに、自分の病気が発見されて入院治療のために5月から8月まで仕事を休みました。正社員なので、働かなくても傷病手当があり給料の大よそ6割弱が健康保険組合よりもらえます。それでも給料が4割カットされた生活ってやっぱり大変なんですよ!家計を支える妻も大変だったと思います。ましていつ夫が、いつ病気で死ぬかしれない不安を抱えながら・・・

実際、一番上の子が大学に入学してまとまったお金が必要になりました。大学の入学金などは分割は無理で一括払いになります。どこの家庭も教育資金に頭を悩ますものです。勿論、備えの蓄えはしてたんですよ。だけど・・・自分の治療費など思いもよらない出費と重なり困りました。とは言え、私は病院の中でコロナもあって家族の面会もできない。ニュースでは「志村けんさん」や「岡江久美子さん」などが亡くなったりして、もう自分の命などどうでもよくて、病院のベッドで不安な毎日を過ごしていました。

だから、休業手当が支払われなくて困っている非正規雇用の女性の方などの気持ちがよくわかるのです。正社員よりひどくて、休業手当がでないのでより厳しい生活となりコロナ禍の不安に怯えながら将来が見えない状況で暮らしているなんて胸が苦しくなります。

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ちなみに、派遣先の会社から突然解雇を言われると動揺するかもしれませんが以下のポイントを覚えておいてくださいね (^_-)-☆

★派遣元の会社と派遣先の会社(今、働いている会社)の労働契約が中途解約になるということです。よって期間満了まで契約が続く考えで契約は継続しますし、例え休業する場合でも派遣会社は休業手当を平均賃金の60%以上を支払う必要があります。派遣会社が派遣先におくる労働者を解雇する場合も正社員を解雇する場合と同様に解雇要件が揃える必要があります。

【関連記事】

※会社から突然、解雇通告されても「退職書類にサインをしてはいけません!

【会社をクビになったら】えっ!なんで私が?と思う人必見(絶望の淵からの脱出方法)

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3:非正規雇用のため「解雇・労働時間の減少」

コロナショックで、派遣社員として働いているような非正規雇用の人の生活が苦しくなっております。と言うのは、会社側が働ける上限時間を設定するようになったりしているからです。要するにシフトを入れたくても空きが少なくて、今までのような給料を稼げなくなっているのです。

繰り返しとはなりますが、共働き世帯ですと、コロナの前は夫の収入27万円、妻のパート代8万円の合計35万円で暮らしていたところ、妻のパート時間が減らされて半額の4万円になってしまった。住宅と車のローン返済もあるので何を切り詰めたらよいか?子育てしながら奥さんの収入を上げるのは現実的でないので、車を手放そうか?など「労働時間の減少」は頭を悩ませる問題です。

 

さらに、ニュースを見るかぎり、仕事を失った(または給料が減った)独身女性が仕方がなく親の年金を頼って一緒に同居をするパターンが増えた気がします。

コロナ禍になる前から「働き方改革」が実施されて、残業代さえもあてにできなくなった世の中です。とにかく、今を生きるために2か所のパートを掛け持ちで働けばいいじゃないか?そんな疑問をもつ人がいるかもしれません。けど、実際当事者にしてみると、将来を考えた場合、社会保険が完備(雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金保険)や社会的信用など正社員になりたいもんですよ。きっと、アフターコロナ社会では益々、非正規雇用でなく正社員として働きたい人が増えていくのは間違いないでしょう!

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ちなみに、総務省統計局の「労働調査」の集計結果をみると、非正規雇用で働く女性の年間収入は100万円未満が全体の41.2%を占めているようです。経済って人口が増えたら商品を買う人も増えるし働く人も増えるので発展します。戦後の日本がそうです。けれどご存知のとおり、人口が減り続けることは確定している日本は将来性がなくて、かつ少子高齢化なので労働生産者が少ないです。そこで政府は女性に活躍してもらいたくて、全国で子どもを預ける託児所を増やす助成をしたりして、社会で働き活躍できる女性を後押ししているのですが・・・現実は、女性の年間収入は100万円未満が全体の41.2%を占めるとおり、家事分担など含めて色々難しいものですね!

<参 考>・・・総務省統計局の「労働調査」の集計結果

【男性・正社員の年収】

【男性・正社員の年収】

・500~699万円(24.3%)➡前年より上昇

・300~399万円(18.9%)➡前年より低下

【男性・非正規雇用の年収】

・100万円未満(30.1%)➡前年より上昇

・100~199万円(25.5%)➡前年より低下


【女性・正社員の年収】

・200~299万円(25.6%)➡前年より低下

・300~399万円(18.9%)➡前年より上昇

【女性・非正規雇用の年収】

・100万円未満(41.2%)➡前年より低下

・100~199万円(38.2%)➡前年より低下

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4:生きていくため人手不足の業種で働く?

コロナ禍の前までは、人手不足倒産という言葉があったように、人手が足りない仕事がありました。具体的な職種で言うと「土木作業員」「介護士」「看護師」「保育士」など。またバイトだとコンビニや牛丼チェーン店など夜勤含む仕事とかです。アジア系の外国人が、現場作業員やコンビニ、夜中の牛丼屋さんで働く姿を見かけませんでしたか?アフターコロナでも、はやり人気がない仕事などは人手不足で、人口に比例する仕事が少ない地方でなければ仕事が全くない訳ではないです。

また、政府は2022年2月から介護職員と保育士の賃金を月額9,000円・看護師の給料を月額4,000円引き上げる経済対策をしたので「介護士」と「保育士」は要チェックですね(^_-)-☆

【求人サイトが多く、すぐに女性が働きやすい職業サイト】
★★介護士★★

介護士・介護職のニーズは高いです。
コロナ禍でいったんは、売り手市場から買い手市場に変わった転職マーケットですが、人手不足の介護職への転職は、未だ買い手市場のように求職者が好条件を引き出せる立ち位置にいれると思います。介護職に特化した専門サイトで、じっくりと、好条件を引き出せる職場を探すべきだと思います(^_-)-☆

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高齢化が進む日本では、介護の課題を抱えている家庭が増えてます。けれど介護職の仕事は人手不足が深刻です。この仕事は「未経験でも働きやすい」「給料が高い」など、就職や転職の目的によっては狙い目のマーケットと言われております。実際に外国人が介護職で働きそれなりの給料をもらい生活している現状もありますし、シングルマザーの方が働くケースがとても多いですね。介護の仕事は、人材不足だからこそ好条件の職場がみつかるかもしれません!

【求人サイトが多く、すぐに女性が働きやすい職業サイト】
★★保育士★★

 

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保育士のニーズも高いです。

少子高齢化に伴う人口減少もあって、日本は労働生産力が下がってます。そして、低所得の世帯が増加しており、働きたい専業主婦などの女性は多いのですが、小さなお子様を抱えているため、保育園の不足(待機児童問題)で働けない女性が多かったです。このような女性が働けるようになると、日本のGDPはアップすると言われているにもかかわらず今まで対策が施されてこなかったのです。そこで保育園の無償化などが2019年10月からスタートして、待機児童問題の解消など動き出てきました。保育士の資格を持っている方は多いのに「保育士は給料が安い」「子どもの事故が怖い」など保育の不足が問題となっているのが保育業界と言われております。

保育士に特化した専門サイトで、じっくりと、好条件を引き出せる職場を探すべきだと思います(^_-)-☆

 

5:コロナ禍は好況業種に転換できるチャンス!

このように、医療や福祉の非正規雇用は人手不足ですし、今後もそういった産業はこれからも求人が増えていくと思います。またAIの影響を受けない仕事も人気が再熱しております。例えば学校の先生や保育士の仕事です。学校の先生という職業は、モンスターペアレントに代表されるように、最近では教師は人気がない職種と言われております。同じく、保育士も給与が安い割には、事務仕事がじつは多くて、とても忙しい職種だそうです。

他にも、IT関連の仕事などコロナ禍で業績が伸びている企業はあります。このような業種は今後も求人も増えるでしょうし、また給料も高めで将来的にも期待ができます。ニュースではコメンテーターが「女性に職業訓練をしてスキルを持たせる支援を考えましょう」と言ってたりしてましたが・・・半分賛成で残りは疑問ですね!要は今すぐの生活に困っている女性に対して現実的でないのですよね。実際、資格で食べれるケースは少ないのですよ。だから資格よりスキルを磨くべきですね。だからと言って、今からプログラミングスクールに通って、スキルを身につけるというのは、長期的な展望ですが・・・(※但し、プログラミングのように手に職があるスキルを長期的に考え身につけるのは大賛成です)

私がおすすめしたい考えは「コロナ禍は好況業種に転換できるチャンスでもある」ということです。例えば奥さんが、デパートの派遣社員として働いていましたが、コロナ禍で仕事が減りましたとします。もし奥さんが大学生のときに「保育士の資格」をとっていたとしたら、これからの時代はAIの影響が少ないチャンスです。同じく介護士も同様です。介護士の資格を持っているかたはこれからの時代チャンスです。


保育士も介護士も人手不足と言われて・・・つまり不人気な仕事にもなっておりました。
けれどもコロナ禍で仕事に就きたい人が今後も増えると予想されるなか、また生活するために働かなくてはいけない今の世の中、そして病院の先生よりAIの人工知能の方が癌(がん)や病気を発見できる知能やスキルが高く病院ですらAIに左右される今後の時代において、AIに左右されない時代を見据えた職業が「保育士」だったり「介護士」だったりします。

しかし、近年はAIの影響を受けにくい仕事として再注目されています。介護現場においても、AIを使ってお風呂に入れる力仕事は機械の補助を上手に利用して人しかできない心のお世話とかAIではできない仕事を考えてみましょう。コロナ禍により、飲食業界は厳しい現実に直面しておりますが、好調に業績を伸ばしている企業があるのも事実です。そのような産業は、これからも求人募集が増えていきますし将来性もあり賃金も比較的高めです。コロナ禍の時期に、好況業種に転職をするのも一つの選択肢だと私は思います。

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