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「転職面接では、どんな質問をされるのだろう?」
「退職理由を正直に話したら、不採用になるのでは?」
「自分には大きな実績がないけれど、面接で何をアピールすればよいのかわからない」
転職活動で書類選考を通過すると、次はいよいよ面接です。
せっかく書類選考を通過したのですから、できれば面接で失敗したくないですよね。
そこで、面接でよく聞かれる質問と、採用担当者に伝わりやすい答え方を知っておくことが大切です。
私は現在、不動産会社の営業部長として働き、採用面接にも関わっています。
これまで応募者の方とお話ししてきて、感じることがあります。
それは、面接の回答が上手な人と、一緒に働きたいと思える人は、必ずしも同じではないということです。
転職サイトで調べた模範回答を、そのまま暗記して話す方もいます。
もちろん、事前に回答を準備することは悪くありません。
しかし、きれいな言葉が並んでいても、応募者自身の経験や考えが見えてこなければ、採用する側として判断に迷うことがあります。
私が面接で知りたいのは、立派な言葉よりも、その人の仕事に対する姿勢や人柄です。
現役営業部長として転職面接で見ていること
ちなみに著者は、不動産業界で25年以上働く現役の営業部長、通称「メタボ父さん」です。(^_-)-☆
私は新卒で金融機関に就職し、約7年間、融資業務を担当しました。
その後、未経験で不動産業界へ転職し、売買営業の仕事を経験しました。
最初に転職した会社では、営業教育が非常に厳しかったものの、社長や上司に恵まれ、金融機関時代の約3倍の年収を得られるようになりました。
そして、子どもが生まれてからは家族との時間を大切にしたくなり、2度目の転職を決意しました。
現在は地域密着型の不動産会社で営業部長として働き、社員の採用や育成にも関わっています。
つまり、私は転職活動で面接を受ける側も、応募者を面接する側も経験してきました。
その立場から、ぜひお伝えしたいことがあります。
面接で大切なのは、完璧な回答を丸暗記することではありません。
自分がこれまで何を経験し、なぜ転職したいのか、入社後にどのような仕事をしたいのかを、自分の言葉で説明できることです。
転職面接でよく聞かれる5つの質問
この記事では、転職面接で準備しておきたい次の5つの質問について解説します。
- 自己紹介をお願いします
- 前の会社を辞めたい理由は何ですか?
- なぜ当社を志望したのですか?
- 当社で生かせるあなたのスキルや経験は何ですか?
- 最後に何か質問はありますか?
それぞれの質問について、採用担当者が確認したいことや、答え方のポイントを具体例とともに紹介します。
また、私自身が金融機関から不動産業界へ転職した際、面接でアピールした「カードローンの延滞者ゼロを達成した経験」についてもお話しします。
大きな実績や特別な資格がない方にも、参考にしていただけると思います。
転職面接では、誰でも緊張するものです。
しかし、質問の意図を理解し、自分自身の経験を整理しておけば、落ち着いて回答しやすくなります。
それでは採用する側の視点も交えながら、一緒に考えていきましょう!(^_-)-☆
1:転職面接の自己紹介で好印象を与える答え方

転職面接で最初によく聞かれるのが、「まずは簡単に自己紹介をお願いします」という質問です。
面接の最初なので、緊張してしまう方も多いと思います。
「何を話せばよいのだろう?」
「履歴書に書いた内容をそのまま説明すればよいの?」
「自分の強みを最初からアピールした方がよい?」
そんな疑問を持つ方もいるでしょう。
私は不動産会社の営業部長として採用面接にも関わっていますが、自己紹介は応募者の第一印象を知る大切な機会だと感じています。
ただし、最初から立派な実績を並べる必要はありません。
大切なのは、これまでの職歴や仕事内容を簡潔に伝え、面接官が「この人の経験をもう少し聞いてみたい」と思えるような自己紹介をすることです。
(1)自己紹介と自己PRは何が違うのか?
まず知っておきたいのが、自己紹介と自己PRの違いです。
似ているようですが、面接では少し役割が異なります。
自己紹介は、これまでどのような仕事をしてきた人なのかを、面接官に知ってもらうためのものです。
一方、自己PRは、自分の強みや経験を応募先の会社でどのように生かせるのかを伝えるものです。
例えば、営業職の転職面接なら、次のような違いがあります。
| 項目 | 伝える内容 |
|---|---|
| 自己紹介 | 氏名、これまでの職歴、担当業務、簡単な強み |
| 自己PR | 具体的な実績、仕事で工夫したこと、応募先で生かせる能力 |
自己紹介の段階では、すべての実績を詳しく説明する必要はありません。
自分がどのような経験をしてきたのか、まずは簡潔に伝えましょう。
(2)自己紹介は1分程度を目安にまとめる
「自己紹介は何分くらい話せばよいのでしょうか?」
私がおすすめするのは、特に時間の指定がなければ、まずは1分程度を目安に準備しておくことです。
長く話せば、熱意が伝わるとは限りません。
反対に、短すぎて名前しか伝わらないのももったいないと思います。
例えば、次の順番で整理すると話しやすくなります。
① 名前と簡単な挨拶
最初に氏名を伝えます。
② これまでの職歴
どのような業界で、何年間働いてきたのか説明します。
③ 担当してきた仕事内容
営業、販売、事務、管理など、主な業務を簡潔に伝えます。
④ 自分の強みを一言添える
仕事で大切にしてきたことや、得意な業務を紹介します。
⑤ 最後の挨拶
「本日はよろしくお願いいたします」と締めくくります。
面接官から「3分程度で自己紹介してください」などの指定があれば、その時間に合わせて調整しましょう。
(3)転職面接の自己紹介の回答例
では、実際の自己紹介を考えてみましょう。
例えば、営業職として働いてきた30代の方が、別の会社の営業職へ転職する場合です。
【自己紹介の回答例】
「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。〇〇と申します。
私はこれまで約7年間、住宅設備を扱う会社で営業職として勤務してきました。
主に既存のお客様への提案営業を担当し、商品の説明だけでなく、お客様の困りごとを丁寧に聞くことを大切にしてきました。
特に、商談前の資料準備や、契約後のフォローには力を入れてきました。
これまでの営業経験を生かし、御社でもお客様との信頼関係を築ける営業担当者になりたいと考えております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
いかがでしょうか?
難しい言葉を使わなくても、これまでどのような仕事をしてきたのかが伝わると思います。
また、「お客様との信頼関係を大切にしてきた」という言葉があれば、面接官も具体的な経験を質問しやすくなります。
もちろん、これはあくまで回答例です。
実際には、自分自身が経験してきた仕事に置き換えてください。
(4)営業部長が自己紹介で確認していること
ここで、採用する側の立場からお話しします。
私は不動産会社の営業部長として面接をするとき、自己紹介だけで採用を決めることはありません。
ただし、応募者がどのように自分の経験を説明するのかは、よく見ています。
例えば、次のような点です。
- 質問されたことに対して、わかりやすく答えているか
- 自分が担当してきた仕事を理解しているか
- 相手に伝わるように話そうとしているか
- 仕事への取り組み方が感じられるか
- 緊張していても、誠実に受け答えしようとしているか
不動産営業の仕事では、お客様に物件や契約内容を説明する機会が多くあります。
そのため、難しい言葉を並べることよりも、相手に伝わりやすい説明ができることを大切にしています。
もちろん、面接で緊張して言葉が詰まってしまう方もいます。
私は、それだけで仕事ができない人だとは判断しません。
むしろ、緊張しながらも、自分の経験を一生懸命伝えようとする姿勢が印象に残ることもあります。
面接は、話し方の上手さだけを競う場所ではないのです。
(5)自己紹介で避けたい3つの失敗
最後に、自己紹介で気をつけたいことを3つ紹介します。
① 最初から長々と話しすぎる
職歴や実績をすべて説明しようとすると、自己紹介が長くなりすぎることがあります。
詳しい実績は、自己PRや面接官から質問されたときに説明すれば大丈夫です。
② ネットの例文を丸暗記する
インターネットで見つけた回答例を参考にすることは悪くありません。
しかし、丸暗記した文章を読むように話すと、自分自身の経験や考えが伝わりにくくなる場合があります。
文章を一字一句覚えるのではなく、話す順番と要点を整理しておきましょう。
③ 自分の実績を大きく見せようとする
面接でよい印象を与えたいからといって、実際には経験していない仕事や達成していない数字を話すのはおすすめできません。
大きな実績がなくても構いません。
日々の仕事で工夫したことや、任された業務を地道に続けてきた経験にも価値があります。
自分の言葉で、正確に伝えることを大切にしてください。
第1章のまとめ
転職面接の自己紹介では、最初からすべての実績をアピールする必要はありません。
まずは、氏名、職歴、担当業務、自分の強みを簡潔に伝えましょう。
特に時間の指定がなければ、1分程度を目安に準備しておくと安心です。
私が採用面接で大切にしているのは、上手に話せるかどうかだけではありません。
応募者がこれまでどのような仕事に取り組み、自分の経験をどのように伝えようとしているのかも見ています。
完璧な言葉を覚えることよりも、自分の経験を自分の言葉で伝えることが大切です。
次の章では、転職面接で多くの方が悩む「退職理由の伝え方」について、採用する側の視点から解説します。
2:転職面接で退職理由を聞かれたときの答え方

転職面接で、多くの応募者が悩む質問があります。
それが「前の会社を辞めたい理由は何ですか?」という質問です。
「給料が安いから転職したい」
「上司との人間関係がつらい」
「残業が多くて、今の働き方を変えたい」
こうした理由で転職を考えている方も多いでしょう。
しかし、面接では正直に話してよいのか迷いますよね。
私は不動産会社の営業部長として採用面接にも関わっていますが、退職理由を聞くときに、応募者が前の会社に不満を持っていたというだけで悪い印象を持つわけではありません。
むしろ大切なのは、なぜ転職が必要だと考えたのか、その理由を自分の言葉で説明できることだと思っています。
(1)面接官は退職理由から何を知りたいのか?
採用担当者が退職理由を聞くのには、いくつかの目的があります。
例えば、次のようなことです。
- 今の会社を辞めたい理由は何か
- 応募先の会社で希望する働き方が実現できそうか
- 仕事内容や労働条件を理解しているか
- 入社後に同じ理由で悩む可能性はないか
- 転職についてどの程度具体的に考えているか
もちろん、採用担当者によって確認する内容は異なります。
私の場合、特に気になるのは、応募者が前の会社で感じた問題を、転職先ではどう改善したいと思っているのかという点です。
例えば「残業が多いから辞めたい」という方が、繁忙期には長時間勤務になりやすい会社へ応募している場合、入社後に同じ悩みを抱えるかもしれません。
そうならないためにも、退職理由と希望する働き方を確認しています。
退職理由の質問は、応募者を責めるためだけのものではありません。
お互いに合った会社かどうか判断するための大切な質問でもあるのです。
(2)給料が安いことを退職理由にしてもよい?
私は、給料への不満が転職理由でも問題ないと思っています。
実際、私自身が金融機関から不動産業界へ転職した大きな理由の一つは、若いうちにもっと収入を増やしたかったからです。
ですから、応募者から「今よりも収入を増やしたい」と言われても、それだけで悪い評価をすることはありません。
ただし、面接ではもう一歩踏み込んで説明した方が、希望が伝わりやすくなります。
例えば、次のような回答です。
【回答例:収入アップを目指す場合】
「現在の会社では営業職として働いていますが、給与体系が固定給中心のため、営業成績を上げても収入に反映されにくい環境です。
私は今後、営業力をさらに磨き、成果に応じた評価を受けられる環境で挑戦したいと考えています。
そのため、営業実績を評価する制度がある会社への転職を希望しています。」
このような説明なら、単に「給料が安いから辞めたい」という不満だけでなく、これからどのように働きたいのかも伝わります。
もちろん、実際には歩合給よりも安定した基本給を重視する方もいるでしょう。
その場合は、無理に成果主義への意欲を強調する必要はありません。
自分が本当に希望している給与体系や働き方を伝えることが大切です。
(3)人間関係やパワハラが退職理由の場合
上司との人間関係や、職場でのハラスメントが原因で転職する方もいると思います。
私は、こうした理由を隠すために、事実と違う転職理由を作る必要はないと考えています。
ただし、面接では前の会社への不満を長々と話すよりも、事実を簡潔に説明し、次の職場で希望する環境を伝える方法がおすすめです。
【回答例:職場環境を改善したい場合】
「現在の職場では、上司とのコミュニケーションがうまく取れず、業務の進め方について相談することが難しい状況が続いていました。
自分なりに改善しようと努めましたが、今後は社員同士が情報共有しながら仕事を進められる環境で働きたいと考え、転職を決意しました。」
大切なのは、面接官に好かれるために、自分が経験した問題を無理に小さく見せないことです。
深刻なハラスメントを受けていた場合には、自分の健康や安全を守ることが優先されます。
また、ハラスメント被害について、面接の場ですべてを詳しく説明する義務があるわけではありません。
伝えられる範囲で、転職を考えた理由と希望する働き方を説明すればよいと思います。
(4)退職理由と志望動機をつなげて説明する
ここが、今回の第2章で特にお伝えしたいポイントです。
退職理由は、次にどのような仕事をしたいのかという希望につなげると、面接官に伝わりやすくなります。
例えば、次のような組み合わせです。
| 退職理由 | 次の職場で実現したいこと |
|---|---|
| 給与が上がりにくい | 経験や成果を適切に評価してもらいたい |
| 休日が少ない | 仕事と家庭を両立できる働き方をしたい |
| 仕事内容が合わない | 自分の経験や強みを生かせる職種に挑戦したい |
| キャリアアップの機会が少ない | 新しい業務や専門知識を身につけたい |
| 職場の人間関係に悩んでいる | 情報共有や協力ができる環境で働きたい |
例えば、休日の少なさが理由で転職する場合なら、
「現在の会社では休日出勤が多く、家族と過ごす時間を確保することが難しい状況です。
今後は仕事に責任を持って取り組みながら、家庭との両立も大切にできる環境で長く働きたいと考えています。」
といった説明が考えられます。
ただし、応募先の会社が本当に希望する働き方に合っているかは、求人票や面接で確認する必要があります。
退職理由を上手に説明することよりも、同じ悩みを繰り返さない会社を選ぶことが大切です。
(5)営業部長が感じる退職理由のNG回答4選
最後に、私が採用する側として注意してほしいと思う回答を紹介します。
① 前の会社の悪口だけで終わる
「上司が嫌いでした」「会社の考え方が間違っていました」といった不満だけでは、転職して何を実現したいのかが伝わりません。
事実を説明したうえで、今後の希望も伝えてみましょう。
② 模範回答を丸暗記する
私は面接で、準備した文章を一気に話す応募者とお会いすることがあります。
しかし、回答が長すぎたり、質問に合っていなかったりすると、かえって内容が伝わりにくくなります。
例文を参考にするときは、要点を覚え、自分の言葉で説明することをおすすめします。
③ 事実と異なる理由を話す
印象をよくするために、経験していないことや架空の退職理由を話す必要はありません。
面接で詳しく質問されたときに説明できなくなる可能性もあります。
正直に、そして相手に伝わりやすい言葉で話すことが大切です。
④ 退職理由と応募先の条件が合っていない
例えば、休日を増やしたくて転職するのに、休日出勤が多い会社を選んでしまう場合です。
採用されることだけを目標にせず、自分の希望が実現できるか確認しましょう。
第2章のまとめ
転職面接で退職理由を聞かれたときは、無理に立派な理由を作る必要はありません。
給料への不満や人間関係の悩みが理由でも、それだけで悪い印象になるとは限らないからです。
ただし、前の会社への不満だけを話すのではなく、次の職場でどのような働き方を実現したいのかも伝えましょう。
私自身も、最初の転職では収入を増やしたいという目標があり、2度目の転職では家族との時間を大切にしたいという目標がありました。
退職理由と、これから実現したいことを一緒に説明する。
これが、私がおすすめする退職理由の伝え方です。
【関連記事】初めての転職で何から準備すればよいか迷っている方へ
転職面接では、退職理由や志望動機を自分の言葉で説明することが大切です。
しかし、そもそも転職したい理由や、次の会社で実現したいことが整理できていない方もいると思います。
私自身も、初めて転職するときには1年以上悩みました。
こちらの記事では、転職理由の整理、キャリアの棚卸し、必要な貯金や退職のタイミングなど、初めての転職で準備したい5つのポイントを実体験から解説しています。
初めての転職準備は何から始める?失敗しないための5つのポイント
次の章では、採用担当者に「なぜこの会社で働きたいのか」を伝える、志望動機の答え方について解説します。
3:転職面接で志望動機を聞かれたときの答え方

転職面接では、ほとんどの応募者が準備している質問があります。
それが「なぜ当社を志望したのですか?」という質問です。
「御社の将来性に魅力を感じました」
「企業理念に共感したため応募しました」
「これまでの経験を生かして貢献したいと考えています」
こうした回答は、転職面接でよく耳にします。
もちろん、間違った回答ではありません。
しかし、私が不動産会社の営業部長として採用面接をするとき、もう少し詳しく聞きたいと思うことがあります。
それは、**「なぜ、ほかの会社ではなく当社で働きたいのか?」**ということです。
どの会社にも当てはまるような志望動機では、応募者の本当の希望が見えてこないことがあります。
そこで今回は、採用担当者の立場から、志望動機の考え方と具体的な回答例についてお話しします。
(1)面接官は志望動機から何を確認しているのか?
私は採用面接で志望動機を聞くとき、主に次のような点を確認しています。
- なぜその業界や職種に興味を持ったのか
- なぜ数ある会社の中から応募先を選んだのか
- 仕事内容をどの程度理解しているのか
- これまでの経験をどのように生かしたいのか
- 入社後にどのような仕事をしたいと考えているのか
特に気になるのは、応募者が会社の仕事内容を理解しているかという点です。
例えば、同じ不動産会社でも、売買仲介が中心の会社と賃貸管理が中心の会社では、仕事内容が違います。
売買営業を希望している方が、賃貸管理を中心とする会社に応募した場合、入社後に希望との違いを感じるかもしれません。
これは、採用する側にとっても、応募する側にとっても避けたいことです。
そのため、志望動機では「この会社のどのような仕事に興味を持ったのか」を具体的に説明できるとよいでしょう。
(2)志望動機は「会社を選んだ理由」と「将来の目標」をつなげる
私が志望動機を考えるときにおすすめしたいのは、次の3つを整理することです。
① なぜその会社を選んだのか
まずは、応募先の会社に興味を持った理由を考えます。
例えば、仕事内容、事業内容、営業地域、教育体制、取り扱っている商品やサービスなどです。
② これまでの経験をどう生かせるのか
次に、自分が前職で身につけた経験や能力を整理します。
同じ業界への転職なら、これまでの専門知識や実務経験が強みになるでしょう。
異業種への転職でも、接客経験や営業経験、書類管理、顧客対応など、生かせる経験があるかもしれません。
③ 入社後にどのような仕事をしたいのか
最後に、応募先で実現したいことを考えます。
ここで大切なのが、元記事でもお伝えしていた「未来を語る」ということです。
単に「頑張ります」と伝えるのではなく、入社後にどのような仕事を覚え、どのように会社へ貢献したいのかを説明しましょう。
私は、会社を選んだ理由、これまでの経験、入社後の目標がつながっている志望動機は、話の内容を理解しやすいと感じます。
(3)同じ業界へ転職する場合の志望動機の回答例
例えば、現在も営業職として働いている方が、別の会社の営業職へ転職する場合です。
【回答例:営業経験を生かした転職】
「私はこれまで住宅設備の営業職として、お客様への提案や契約後のフォローを担当してきました。
その中で、お客様と長いお付き合いを続けながら、信頼関係を築いていく仕事にやりがいを感じるようになりました。
御社は地域のお客様との関係を大切にし、販売だけでなくアフターサポートにも力を入れていると知り、興味を持ちました。
これまでの提案営業や顧客対応の経験を生かし、御社でもお客様から長く信頼していただける営業担当者を目指したいと考え、応募しました。」
この回答では、これまで経験してきた仕事と、応募先を選んだ理由がつながっています。
また、入社後にどのような働き方をしたいのかも伝わります。
ただし、応募先が本当にアフターサポートに力を入れているかなど、会社の特徴は事前に確認する必要があります。
企業ホームページに書かれていないことを、想像だけで志望動機に使うのは避けましょう。
(4)未経験の業界へ転職する場合の志望動機の回答例
「未経験の業界に転職したいけれど、志望動機がうまく作れません」
そんな方もいると思います。
実は、私自身も金融機関から不動産業界へ転職した経験があります。
銀行では融資係として働き、住宅ローンや融資の知識を身につけました。
一方、不動産営業そのものは未経験でした。
それでも、これまでの経験を新しい仕事に生かせるのではないかと考え、不動産業界への転職を決意しました。
この経験をもとに、回答例を考えてみましょう。
【回答例:金融機関から不動産営業へ転職する場合】
「私はこれまで金融機関の融資係として、住宅ローンや融資に関する業務を担当してきました。
仕事を通じて不動産会社の方と接する機会があり、住宅購入をサポートする不動産営業の仕事に興味を持つようになりました。
御社の事業内容を拝見し、住宅購入を希望するお客様に対して、物件探しから契約まで関われる仕事に魅力を感じています。
不動産営業は未経験ですが、これまで学んだ住宅ローンや融資の知識を生かしながら、物件や契約に関する知識も身につけ、お客様から信頼される営業担当者を目指したいと考えています。」
いかがでしょうか。
不動産営業の実績がなくても、金融機関で経験したことを生かせる可能性を説明しています。
もちろん、この回答は一つの例です。
実際の面接では、応募先の会社の業務内容に合わせて、自分の経験や希望を整理してください。
(5)志望動機で避けたい3つの回答
最後に、採用する側として気になる回答を3つ紹介します。
① どの会社にも使える志望動機
「御社の将来性に魅力を感じました」
この一言だけでは、なぜその会社を選んだのか伝わりにくいと思います。
将来性を感じたのであれば、どのような事業や取り組みに興味を持ったのか、具体的に説明してみましょう。
② 給与や休日の条件だけを話す
給与や休日は、転職先を選ぶうえで重要な条件です。
私自身も、最初の転職では収入を重視し、2度目の転職では家族との時間を大切にしました。
そのため、条件面を重視することが悪いとは思いません。
ただし、志望動機では、仕事内容や応募先の特徴にも触れた方が、入社後に働く姿を伝えやすくなります。
③ 入社後の目標が曖昧
「入社したら何でも頑張ります」
熱意は感じられますが、どのような仕事をしたいのかがわかりません。
未経験の仕事でも、「まずは仕事内容を覚え、将来的には〇〇を担当できるようになりたい」といった具体的な目標があれば、面接官も入社後の姿を想像しやすくなるでしょう。
第3章のまとめ
転職面接の志望動機では、単に「御社で働きたいです」と伝えるだけではなく、なぜその会社を選んだのか説明することが大切です。
私がおすすめするのは、次の3つを整理する方法です。
1:その会社を選んだ理由
2:これまでの経験を生かせること
3:入社後に実現したい目標
私は元記事で「志望動機は未来を語ろう」とお伝えしました。
この考えは、今でも変わっていません。
ただし、未来への希望だけでなく、これまでの経験や応募先の仕事内容とつなげて説明することで、より具体的な志望動機になります。
採用されるための言葉を並べるのではなく、自分がその会社で働きたい理由を、自分の言葉で伝えてください。
【関連記事】転職面接の志望動機に悩んでいる方へ
「なぜ当社を志望したのですか?」
この質問に、どのように答えればよいのか悩む方も多いと思います。
志望動機では、応募先の会社を選んだ理由だけでなく、これまでの経験や入社後の目標を伝えることが大切です。
こちらの記事では、30代の転職面接における志望動機の考え方について、さらに詳しく解説しています。
30代の転職面接で志望動機をどう答える?回答のポイントを解説
次の章では、「当社で生かせるあなたのスキルや経験は何ですか?」という質問への答え方について、私自身の転職経験を交えて解説します。
4:転職面接で自分のスキルや経験をアピールする方法

転職面接で、採用担当者からよく聞かれる質問があります。
「当社で生かせるあなたのスキルや経験は何ですか?」
「これまでの仕事で成果を上げた経験を教えてください」
「あなたの強みは何ですか?」
このような質問をされると、少し身構えてしまう方もいるでしょう。
特に20代や30代の方の中には、
「自慢できるような営業実績がありません」
「管理職の経験もなければ、特別な資格もありません」
「未経験の業界なので、アピールできることが思いつきません」
と悩む方もいると思います。
しかし、私は大きな実績だけが自己PRの材料になるとは考えていません。
不動産会社の営業部長として採用面接に関わっていると、応募者が日々の仕事にどのような姿勢で取り組んできたのか、気になることがあります。
そこで今回は、私自身が転職面接で使った実体験も交えながら、自分の強みを伝える方法を解説します。
(1)採用担当者は実績だけを見ているわけではない
中途採用では、これまでの経験や実績が評価されることがあります。
例えば、営業職なら売上や契約件数、管理職なら部下の育成経験などがアピール材料になるでしょう。
しかし、すべての応募者が目立った実績を持っているわけではありません。
また、同じ営業職でも、会社の規模や担当する顧客、商品によって成果の出し方は異なります。
私が面接で知りたいのは、単に数字が大きいかどうかだけではありません。
特に、次のような点を確認しています。
- どのような仕事を担当してきたのか
- 仕事で苦労したことに、どう対応したのか
- どのような工夫をして成果につなげたのか
- 周囲の人とどのように協力してきたのか
- その経験を入社後にどう生かしたいのか
例えば、営業成績がトップではなくても、お客様への丁寧な対応を続け、長期的な信頼関係を築いてきた方がいるかもしれません。
事務職なら、書類の確認方法を工夫してミスを減らした経験もあるでしょう。
こうした仕事への取り組み方にも、その人の強みが表れると思っています。
(2)私が転職面接でアピールした「カードローン延滞者ゼロ」の経験
ここで、私自身の経験をお話しします。
私は新卒で金融機関に就職し、約7年間、融資係として働いていました。
若手時代は、大きな融資案件を任されるような立場ではありませんでした。
そんな私が担当した仕事の一つが、カードローンの延滞管理業務です。
銀行では、返済が遅れているお客様の状況を確認し、必要に応じて連絡する仕事があります。
当時は、手間や時間のかかる業務として、若手職員に任されることもありました。
私もその仕事を担当することになりました。
正直に言えば、最初から得意だと思っていたわけではありません。(笑)
ただ、任された仕事だったので、一件ずつ状況を確認し、地道に対応を続けました。
その結果、私が担当するようになってから、所属する支店でカードローンの延滞者ゼロを達成した月が何度もありました。
そして、支店の融資課として本部から表彰されたのです。
もちろん、表彰されたのは私個人ではありません。
支店の融資課としての成果です。
それでも、若手時代の私にとって、自信につながる出来事でした。
(3)小さな成功体験を面接でどう伝えたのか
金融機関から不動産業界へ転職するとき、私はこの経験を面接で話しました。
大きな融資案件を担当した経験はありませんでしたが、自分が実際に取り組んだ仕事なら、自信を持って説明できると思ったからです。
【私が面接で伝えた内容の例】
「私は金融機関の融資係として働いていましたが、若手だったこともあり、大きな融資案件を担当する機会は多くありませんでした。
その一方で、カードローンの延滞管理を任され、一件ずつ地道に対応を続けました。
その結果、所属する支店で延滞者ゼロを達成し、融資課として本部から表彰された経験があります。
私は、目立つ仕事だけでなく、周囲が負担に感じる仕事にもコツコツ取り組むことを大切にしています。
この姿勢は、不動産営業でもお客様との信頼関係を築くうえで生かせると考えています。」
これは当時の経験をもとに、面接で伝えた要点を整理した回答例です。
面接官がこの話をどのように評価したかはわかりません。
しかし、私自身は、立派な言葉を並べるよりも、実際に経験したことを具体的に話せた点がよかったと思っています。
小さな成功体験でも、仕事に対する姿勢を伝えることはできるのです。
(4)自己PRは「経験・工夫・結果・貢献」で考える
それでは、読者の皆さんが自己PRを考えるときには、どうすればよいでしょうか。
私がおすすめするのは、次の4つの順番で整理する方法です。
① 経験:どのような仕事を担当していたか
まずは、これまで担当してきた仕事内容を説明します。
② 工夫:仕事で何を意識し、どのような行動をしたか
自分なりに改善したことや、努力したことを伝えます。
③ 結果:その取り組みで何が変わったか
売上や契約件数などの数字があれば説明します。
数字で表せない場合でも、お客様から感謝されたことや、業務が効率化されたことなど、具体的な変化を伝えましょう。
④ 貢献:応募先の会社でどのように生かすか
最後に、その経験や強みを応募先の会社でどう生かしたいのか説明します。
私の経験に当てはめると、次のようになります。
| 項目 | 私の経験 |
|---|---|
| 経験 | 金融機関の融資係として延滞管理を担当 |
| 工夫 | 一件ずつ状況を確認し、地道に対応した |
| 結果 | 支店で延滞者ゼロを達成し、融資課が本部から表彰された |
| 貢献 | 粘り強く仕事に取り組む姿勢を不動産営業で生かす |
このように整理すると、大きな実績がなくても、面接で話せる内容が見つかると思います。
ただし、実際には経験していないことを付け加えたり、チーム全体の成果を自分一人の成果として話したりすることは避けましょう。
事実を正確に伝えることが大切です。
(5)未経験の業界への転職でも強みは見つかる
「異業種への転職なので、前職の経験は役立たないのでは?」
そんな不安を持つ方もいると思います。
私自身も、金融機関から不動産業界への転職でした。
融資係として働いていた経験は、不動産営業そのものの経験ではありません。
しかし、住宅ローンや融資に関する知識は、不動産の購入を検討しているお客様に説明する際に役立ちました。
また、お客様に状況を説明することや、細かな数字を確認する習慣も、新しい仕事で生かせたと思っています。
例えば、異業種から不動産営業を目指す場合でも、前職の経験が役立つことがあります。
接客業からの転職
お客様の希望を聞き取り、わかりやすく説明してきた経験。
事務職からの転職
書類の確認や正確な事務処理を続けてきた経験。
販売職からの転職
商品の特徴を説明し、お客様の購入判断をサポートしてきた経験。
金融機関からの転職
融資や住宅ローンの知識、お客様への説明や数字を扱う経験。
このように、業界が違っても、生かせる経験はあると思います。
もちろん、未経験の仕事では新しく学ぶことも多くあります。
だからこそ、これまでの経験をどう生かし、入社後に何を学びたいのか、両方を伝えることが大切です。
第4章のまとめ
転職面接でスキルや経験を聞かれたときは、立派な実績を並べることだけを考える必要はありません。
私自身、金融機関から不動産業界へ転職したときには、カードローンの延滞者ゼロを達成した経験をアピールしました。
大切なのは、その結果だけでなく、どのような仕事に取り組み、何を工夫したのかを説明することです。
そして、その経験を応募先の会社でどう生かしたいのかまで伝えましょう。
自分の強みは、特別な資格や大きな数字だけではなく、日々の仕事への取り組み方の中にもあります。
【関連記事】未経験の業界への転職を考えている方へ
「今までとは違う業界に転職したいけれど、自分の経験が通用するのだろうか?」
そんな不安を感じている方もいると思います。
私自身、金融機関の融資係から未経験で不動産業界へ転職しました。
最初は覚えることも多く大変でしたが、営業経験を積む中で、金融機関時代の約3倍の年収を得られるようになりました。
もちろん、異業種に転職すれば誰でも収入が増えるわけではありません。
こちらの記事では、私自身の経験を交えながら、異業種転職で年収アップを目指すための考え方や、会社選びのポイントを解説しています。
20代の異業種転職で年収アップできる?営業部長が実体験を解説
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転職面接の準備をするときには、自分のスキルや経験を整理するだけでなく、どのような会社で生かせそうか考えることも大切です。
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まずは、自分の経験を生かせそうな仕事や、希望する働き方に合う会社があるか比較してみましょう。
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次の章では、転職面接の最後によく聞かれる「何か質問はありますか?」という逆質問について、採用担当者の立場から解説します。
5:転職面接の逆質問で好印象を与える答え方

転職面接の最後に、採用担当者からよく聞かれる質問があります。
「最後に、何か質問はありますか?」
いわゆる「逆質問」です。
面接が終わりに近づき、緊張が少しほぐれたところで、この質問をされることがあります。
「何を質問すればよいのだろう?」
「特に聞きたいことがない場合は、どうすればよいの?」
「給料や休日について質問すると、印象が悪くなるのかな?」
そんな不安を感じる方もいるでしょう。
私は不動産会社の営業部長として採用面接にも関わっていますが、逆質問は応募者が会社について理解を深める大切な機会だと考えています。
無理に立派な質問をする必要はありません。
ただし、せっかく質問できる機会があるのですから、入社後の仕事内容や働き方について、確認したいことを整理しておくとよいでしょう。
(1)面接官は逆質問から何を確認しているのか?
逆質問は、応募者が会社に質問できる時間です。
しかし、採用担当者にとっても、応募者がどのような点に関心を持っているのか知る機会になります。
例えば、私は次のようなことを感じ取る場合があります。
- 仕事内容について具体的に理解しようとしているか
- 入社後の働き方を想像できているか
- 会社の事業内容を事前に調べているか
- 自分の希望する条件を整理できているか
- わからないことを適切に質問できるか
もちろん、逆質問が上手だからといって、必ず採用されるわけではありません。
反対に、質問が少ないことだけで不採用になるとも限りません。
大切なのは、面接官に好かれるためだけの質問ではなく、自分がその会社で働くうえで必要な情報を確認することです。
(2)転職面接でおすすめの逆質問5選
ここでは、初めて転職する方にも使いやすい質問を5つ紹介します。
① 入社後はどのような仕事から担当するのでしょうか?
未経験の業界や職種に転職する方には、特におすすめの質問です。
入社直後の仕事を確認することで、自分が働く姿を具体的に想像できます。
② 入社後の研修や教育は、どのように行われますか?
中途採用でも、会社によって教育体制は異なります。
誰から仕事を教わるのか、研修期間があるのかなど、確認しておくと安心です。
③ 御社で活躍している社員の方には、どのような共通点がありますか?
会社が大切にしている仕事への姿勢や、評価されやすい行動を知るきっかけになります。
ただし、面接官の考え方によって回答は異なるため、一つの参考として受け止めましょう。
④ 今回募集されている職種では、特にどのような能力が求められますか?
求人票だけではわからない、具体的な仕事の期待値を確認できます。
自分の経験が生かせそうか考える材料にもなるでしょう。
⑤ 入社前に勉強しておいた方がよいことはありますか?
未経験の仕事へ転職する方にとって、入社までに何を準備すればよいか確認できる質問です。
資格や専門知識など、具体的なアドバイスをもらえる場合もあります。
これらをすべて質問する必要はありません。
面接の流れに合わせて、特に気になる質問を2〜3個ほど準備しておくとよいと思います。
(3)給料や休日について質問してもよい?
「給与や休日のことを聞くと、採用担当者に悪い印象を持たれませんか?」
このように心配する方もいると思います。
私は、給与や休日について質問すること自体は、決して悪いことではないと考えています。
実際、私自身も転職するときには、収入や休日を重要な条件として考えてきました。
給料や休日は、転職後の生活に直接関わることです。
そのため、求人票に書かれている内容でわからない点があれば、確認して構いません。
例えば、
「求人票には年間休日〇日と記載されていますが、繁忙期の休日出勤はありますか?」
「基本給のほかに歩合給があると伺いましたが、評価の仕組みを教えていただけますか?」
といった質問です。
ただし、すでに説明を受けた内容を繰り返し質問しないように注意しましょう。
また、採用面接は会社と応募者がお互いを知る場です。
条件だけでなく、仕事内容や入社後の役割についても関心を持つことで、より充実した面接になると思います。
(4)逆質問で避けたい3つの失敗
最後に、私が採用する側として気になる逆質問を紹介します。
① 調べればすぐにわかることだけを質問する
例えば、会社の公式ホームページに営業時間や事業内容が詳しく書かれているのに、それだけを質問する場合です。
もちろん、確認すること自体が悪いわけではありません。
ただし、事前に会社のホームページを確認し、さらに詳しく知りたいことを質問する方が、話が深まりやすくなります。
② 面接官を喜ばせることだけを考えた質問
私は元記事で、面接官が答えやすい質問をすると印象に残るとお伝えしました。
しかし、今はそれ以上に、自分が本当に知りたいことを質問してほしいと思っています。
無理に面接官を褒めたり、興味のないことを質問したりする必要はありません。
入社後の仕事や会社の考え方など、自分の関心がある内容を聞いてみましょう。
③ 質問の回答を聞かずに次の質問へ進む
逆質問は、準備した質問を読み上げる時間ではありません。
面接官が答えてくれたら、その内容を理解し、必要に応じて追加で質問してもよいでしょう。
相手の話を聞く姿勢も大切です。
(5)質問がない場合はどう答えればよい?
面接の中で仕事内容や労働条件について十分な説明を受け、最後に聞きたいことがなくなる場合もあります。
そんなときに、無理に質問を作る必要はありません。
例えば、次のような答え方があります。
【逆質問がない場合の回答例】
「本日の面接で、仕事内容や入社後の働き方について詳しくご説明いただき、疑問に思っていた点を確認できました。
現時点では追加の質問はありません。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。」
このように、十分な説明を受けて理解できたことを伝えれば問題ありません。
もちろん、まだ疑問が残っているなら、遠慮せず質問してみましょう。
大切なのは、「質問しないと印象が悪い」と焦ることではなく、自分が納得して転職先を選べるようにすることです。
第5章のまとめ:転職面接でよく聞かれる5つの質問
今回は、転職面接でよく聞かれる5つの質問と、答え方のポイントを解説しました。
1:自己紹介は、職歴や仕事内容を簡潔に伝える
2:退職理由は、今後実現したい働き方につなげる
3:志望動機は、応募先を選んだ理由と入社後の目標を伝える
4:スキルや経験は、小さな成功体験から自分の強みを説明する
5:逆質問では、入社後の仕事内容や働き方について確認する
私は金融機関から不動産業界へ転職し、その後、地域密着型の不動産会社へ2度目の転職をしました。
そして現在は、不動産会社の営業部長として採用面接にも関わっています。
面接を受ける側と採用する側の両方を経験して感じることがあります。
それは、上手に話すことと、相手に自分の経験や考えが伝わることは、必ずしも同じではないということです。
インターネット上の例文を参考にして、事前に準備することは大切です。
しかし、例文をそのまま暗記するだけでは、自分の人柄や経験が伝わりにくくなることがあります。
面接では、完璧な回答を目指しすぎなくても構いません。
これまでの経験を振り返り、なぜ転職したいのか、入社後に何をしたいのか、自分の言葉で伝えてみてください。
そして、応募先の会社が自分に合っているかどうかも、面接を通じて確認しましょう。
この記事が、転職面接に不安を感じている皆さんの参考になればうれしいです。
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転職面接では、自己紹介や志望動機、逆質問など、さまざまな場面で自分の考えを伝える必要があります。
しかし、採用する側が応募者のどこを見ているのか、気になる方もいるでしょう。
私は不動産会社の営業部長として、採用面接にも関わっています。
こちらの記事では、特に30代の中途採用について、採用担当者が応募者のどのような経験や姿勢を確認しているのか、実体験を交えて解説しています。
30代の中途採用で求められる人物像とは?現役営業部長が解説
最後までお読みいただき、ありがとうございました!(^_-)-☆

