30代の中途採用で求められる人物像とは?面接官が解説

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「30代で転職したいけれど、特別なスキルや実績がありません」

「中途採用では即戦力が求められると聞きますが、今の自分でも採用されるのでしょうか?」

「仕事の経験はあるものの、次の会社で通用する自信がありません」

30代で転職を考えるとき、このような不安を感じる方もいると思います。

20代の頃とは違い、30代になると仕事を任される機会も増えてきます。

主任や係長などの役職につき、部下や後輩の指導を任されている方もいるでしょう。

一方で、仕事の責任が増えても給料は思うように上がらず、将来の働き方に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そんなときに気になるのが、転職先の会社が30代の応募者に何を求めているのかということです。

私は現在、不動産会社の営業部長として働き、社員の採用面接にも関わっています。

採用する側の立場で応募者とお話ししていると、あることを感じます。

それは、仕事の経験や資格が豊富な人と、入社後に活躍できる人は、必ずしも同じではないということです。

もちろん、中途採用では経験や専門知識が評価されることがあります。

募集する職種によっては、入社後すぐに一定の成果を出せる人材が必要な場合もあるでしょう。

しかし、私自身が採用面接で確認しているのは、経験や実績だけではありません。

これまでの仕事にどのように取り組み、新しい環境で何を学ぼうとしているのか。

そうした仕事への姿勢も大切にしています。

目次

30代の中途採用で私が重視していること

ちなみに著者は、不動産業界で25年以上働く現役の営業部長、通称「メタボ父さん」です。(^_-)-☆

私は新卒で金融機関に就職し、約7年間、融資係として働きました。

その後、未経験で不動産業界へ転職し、売買営業の仕事を経験しました。

最初に転職した不動産会社では、営業教育が厳しく、覚えることもたくさんありました。

しかし、社長や上司に恵まれ、仕事を続ける中で営業の面白さを知り、金融機関時代の約3倍の年収を得られるようになりました。

その後、子どもが生まれてからは家族との時間を大切にしたくなり、2度目の転職を決意しました。

現在は地域密着型の不動産会社で営業部長として働き、社員の採用や育成にも関わっています。

転職を経験する側と、採用する側。

その両方を経験してきた私が、中途採用で大切だと感じていることがあります。

それが、**「素直さ」「前向きさ」「仕事への関心」**の3つです。

ただし、単に上司の言うことを何でも聞く人や、常に明るく振る舞う人を求めているわけではありません。

周囲の意見を受け止め、自分で考え、仕事に必要なことを学び続けられるか。

私は、そうした姿勢を大切にしています。

この記事でお伝えすること

この記事では、30代で転職を考えている方に向けて、次の3つを解説します。

1:30代の中途採用では即戦力が絶対条件なのか?

2:現役営業部長が中途採用で重視する人物像とは?

3:「素直さ」「前向きさ」「仕事への関心」を面接でどう伝えるのか?

また、私自身が金融機関から不動産業界へ転職した経験や、採用面接で応募者のどのような点を見ているのかについてもお話しします。

30代だからといって、すべての仕事を完璧にこなせる必要はありません。

一方で、経験や実績がなくても必ず採用されるというわけでもありません。

大切なのは、自分がこれまで積み重ねてきた経験を整理し、応募先の会社で何を生かせるのか考えることです。

そして、これからどのような仕事に挑戦したいのか、自分の言葉で伝えられるように準備しましょう。

この記事が、30代の転職に不安を感じている皆さんの参考になればうれしいです。


【関連記事】自分に合った仕事がわからず悩んでいる方へ

30代で転職を考えるとき、「今の仕事が自分に合っているのかわからない」「次の会社でも同じように悩むのではないか」と不安になることがあると思います。

私自身、金融機関から不動産業界へ転職した当初は、不動産営業が自分の適職になるとは思っていませんでした。

しかし、仕事を経験しながら少しずつやりがいを感じるようになり、40代になって、ようやく現在の仕事が自分に合っていると思えるようになりました。

こちらの記事では、私自身の経験を交えながら、「適職」と「天職」の違いや、自分に合った働き方を見つけるための考え方を解説しています。

20代・30代の転職で迷ったら?40代で気づいた適職と天職の考え方

20代・30代で転職に迷ったら?40代で適職に気づいた営業部長の体験談


それでは採用する側の経験を交えながら、一緒に考えていきましょう!(^_-)-☆

1:30代の中途採用では即戦力が絶対条件なのか?

30代の男性が中途採用の面接で、これまでの仕事の経験やスキルについて採用担当者に説明している様子

「30代で転職するなら、即戦力にならないと採用されないのでしょうか?」

転職を考えている30代の方から、このような不安を聞くことがあります。

確かに、中途採用では新卒採用と比べて、これまでの職歴や仕事の経験が重視される場合があります。

特に、専門的な知識や資格が必要な職種、管理職などの募集では、一定の実務経験が求められることもあるでしょう。

しかし、私は中途採用だからといって、入社した初日から何でもできる人だけを求めているわけではありません。

私は不動産会社の営業部長として採用面接にも関わっていますが、応募者の経験を見るときには、入社後に仕事を覚え、会社の中で活躍できそうかという点も大切にしています。

(1)中途採用で企業が即戦力を求める理由

まずは、なぜ企業が中途採用で即戦力を求めるのか考えてみましょう。

企業が新しい社員を募集する理由は、さまざまです。

例えば、次のような場合があります。

  • 退職した社員の代わりとなる人材が必要になった
  • 事業を拡大するために社員を増やしたい
  • 特定の専門知識や経験を持つ人材が必要になった
  • 将来の管理職候補を採用したい
  • 社内の人員配置を見直すため、新しい社員を募集したい

こうした理由によって、企業が求める人物像も変わります。

例えば、経験豊富な営業担当者が退職したために人材を募集する場合、同じ仕事を経験した方が採用されやすいこともあるでしょう。

一方、将来の社員育成を見据えて採用する場合には、現時点の経験だけでなく、仕事を覚える意欲や成長の可能性が評価されることもあります。

つまり、中途採用で何を求めるかは、会社が人材を募集する目的によって違うということです。

(2)同じ業界の経験者でも、入社後に覚えることはある

ここで、私が働いている不動産業界を例にお話しします。

不動産会社といっても、売買仲介、賃貸仲介、賃貸管理など、仕事内容はさまざまです。

例えば、売買仲介の経験が豊富な方でも、賃貸管理を中心とする会社へ転職すれば、新しく覚える仕事があります。

また、同じ賃貸管理会社でも、管理物件の種類や社内の業務手順、使用するシステムなどが違うこともあります。

そのため、業界経験者であっても、入社した初日からすべての業務を任せられるとは限りません。

私が採用面接で経験を確認するのは、入社後にどのような仕事を任せられそうか、どの程度の教育や引き継ぎが必要になりそうか考えるためでもあります。

経験があることは大切です。

しかし、新しい職場のやり方を理解し、周囲と協力しながら仕事を進められることも重要だと感じています。

(3)30代で特別な実績がなくても転職できる?

「私は30代ですが、管理職の経験も大きな実績もありません」

そんな方もいると思います。

しかし、30代の方が全員、管理職経験や目立った営業成績を持っているわけではありません。

例えば、次のような仕事の経験も、応募先によっては評価の対象になります。

営業職の場合

お客様への提案、契約後のフォロー、社内での情報共有などを続けてきた経験。

事務職の場合

正確な書類作成や、仕事を効率よく進めるために工夫してきた経験。

販売職の場合

お客様への接客や、後輩社員への仕事の指導を担当してきた経験。

サービス業の場合

お客様からの相談やクレームへの対応、忙しい時間帯に周囲と協力してきた経験。

もちろん、こうした経験があれば必ず採用されるという意味ではありません。

応募先の仕事内容や求める条件によって、評価されるポイントは異なります。

それでも、特別な資格や役職がないという理由だけで、自分には何もアピールできないと考える必要はないと思います。

(4)私も未経験で不動産業界へ転職した

実は、私自身も金融機関から不動産業界へ転職したとき、不動産営業の経験はありませんでした。

金融機関では約7年間、融資係として働いていました。

住宅ローンや融資についての知識はありましたが、物件の案内や不動産売買契約の仕事は未経験でした。

不動産業界へ転職してからは、覚えることがたくさんありました。

営業の仕事は決して簡単ではなく、社長や上司から厳しく指導されることもありました。

それでも、教わったことを一つずつ覚え、仕事に取り組むうちに、不動産営業の面白さがわかってきました。

そして、経験を積む中で金融機関時代の約3倍の年収を得られるようになりました。

もちろん、これは私自身の経験であって、未経験で転職した人が誰でも同じような結果を得られるわけではありません。

ただ、私が実感しているのは、転職した時点でできる仕事だけが、その人の将来を決めるわけではないということです。

新しい仕事を学び、経験を重ねることで、できることが増えていく場合もあります。

(5)30代の転職では求人票の応募条件を確認しよう

30代で転職を考えている方に、私から一つおすすめしたいことがあります。

それは、求人票に書かれている応募条件を丁寧に確認することです。

例えば、次のような違いがあります。

求人の特徴 企業が重視している可能性があること
業界経験者歓迎 これまでの業務経験や専門知識
未経験者歓迎 仕事を学ぶ意欲や適性
管理職経験者募集 部下の育成や組織運営の経験
資格保有者優遇 業務に関連する資格や知識
研修制度あり 入社後の教育を前提とした採用

ただし、これは一般的な傾向であり、実際の採用条件は会社によって異なります。

特に「未経験者歓迎」と書かれていても、仕事内容によっては一定の知識や適性が必要です。

反対に「経験者歓迎」と書かれていても、未経験者が応募できる求人もあります。

まずは、自分の経験と応募条件を比較してみましょう。

そして、不明な点があれば応募前や面接の際に確認することをおすすめします。

第1章のまとめ

30代の中途採用では、これまでの仕事の経験やスキルが重視される場合があります。

しかし、すべての企業が入社初日から何でもできる即戦力だけを求めているわけではありません。

採用する目的や募集する職種によって、必要な経験や人物像は異なります。

私自身も、金融機関から未経験で不動産業界へ転職し、新しい仕事を一つずつ覚えてきました。

採用する立場になった今でも、経験や実績だけでなく、新しい環境で仕事を学ぶ姿勢を大切にしています。

30代だからといって、今の自分が完璧である必要はありません。

ただし、応募先の会社が何を求めているのか理解し、自分の経験をどのように生かせるか考えることは大切です。

次の章では、私が採用面接で重視している「30代の中途採用で求められる人物像」について、さらに詳しく解説します。


【関連記事】転職面接で自分の経験をどう伝えるか悩んでいる方へ

30代で転職を考えるとき、「自分には特別な実績がないけれど、面接で何をアピールすればよいのだろう?」と悩む方もいると思います。

私自身、金融機関から未経験で不動産業界へ転職したときには、大きな営業実績を持っていたわけではありません。

大切なのは、これまでの経験や仕事への取り組み方を、自分の言葉で具体的に伝えることです。

こちらの記事では、自己紹介、退職理由、志望動機、自己PR、逆質問という、転職面接でよく聞かれる5つの質問について、採用担当者の立場から答え方と回答例を解説しています。

転職面接でよく聞かれる質問5選!現役営業部長が答え方と例文を解説

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2:現役営業部長が中途採用で重視する人物像とは?

30代の男性が中途採用の面接で、これまでの仕事の経験やスキルについて採用担当者に説明している様子

「30代の中途採用では、どのような人が採用されやすいのでしょうか?」

この質問に対して、すべての会社に共通する正解はありません。

経験豊富な営業担当者を求めている会社もあれば、未経験者を採用して育てたいと考えている会社もあります。

ただ、私は不動産会社の営業部長として採用面接に関わる中で、経験や資格と同じくらい大切だと感じていることがあります。

それが、**「素直さ」「前向きさ」「仕事への関心」**の3つです。

この3つは、私自身が金融機関から不動産業界へ転職したときにも、大切にしてきた考え方です。

もちろん、性格が明るい人だけを採用したいという意味ではありません。

仕事に取り組む姿勢や、新しい環境での行動を判断するうえで、私が重視しているポイントとしてお話しします。

(1)素直さ:新しい仕事を学ぼうとする姿勢

私が中途採用で大切にしていることの一つが、素直さです。

ここでいう素直さとは、上司の言うことを何でも聞くことではありません。

自分と違う意見にも耳を傾け、必要なことを学び、自分の仕事に生かそうとする姿勢です。

例えば、不動産営業の経験者が別の不動産会社へ転職したとしましょう。

以前の会社では通用していた営業方法でも、新しい会社ではやり方が違うことがあります。

そんなときに、

「前の会社では、こうしていました」

と自分の経験だけにこだわってしまうと、新しい職場になじめないこともあるでしょう。

一方で、

「以前はこの方法で仕事をしていましたが、御社のやり方も教えていただきたいです」

と考えられる方なら、新しい仕事を覚えやすいと思います。

もちろん、会社の指示が間違っている場合まで従う必要はありません。

経験を生かしながら、新しい知識や方法を柔軟に取り入れられることが大切なのです。

私は採用面接でも、これまでの仕事で上司や同僚から助言を受けたとき、どのように対応したのかを聞くことがあります。

その経験を具体的に話せる方は、入社後の仕事への取り組み方も想像しやすくなります。

(2)前向きさ:問題が起きたときに改善を考えられる姿勢

2つ目は、前向きさです。

ただし、私が考える前向きさは、いつも笑顔で元気に振る舞うことではありません。

仕事で失敗したときや、思うような結果が出なかったときに、何を考えて行動したのかということです。

例えば、営業職なら、努力しても契約が取れない時期があります。

そんなときに、

「お客様が悪い」

「会社の営業方針が悪い」

と考えるだけでは、改善につながりにくいかもしれません。

一方で、

「説明がわかりにくかったのではないか?」

「お客様の希望を十分に聞けていなかったのではないか?」

と振り返り、自分にできる改善を考えることは大切です。

もちろん、仕事で問題が起きた原因が、必ず本人にあるわけではありません。

会社の仕組みや労働環境に問題がある場合もあります。

そのため、何でも自分の責任だと考える必要はありません。

大切なのは、状況を冷静に見つめ、できることを考えて行動する姿勢です。

私は面接でも、成功体験だけでなく、失敗した経験や困難を乗り越えた経験を聞くことがあります。

華々しい成功談がなくても構いません。

失敗したときに何を学び、その後の仕事にどう生かしたのか。

そうした話から、応募者の仕事に対する姿勢が伝わってくることがあります。

(3)仕事への関心:自分から学ぼうとする姿勢

3つ目は、仕事への関心です。

元記事では「仕事好き」という言葉を使っていました。

もちろん、仕事にやりがいを感じられることは大切です。

しかし、私は、仕事が人生の一番でなければならないとは思っていません。

家族との時間や趣味を大切にしながら、仕事に取り組んでいる方もいるでしょう。

実際、私自身も2度目の転職では、家族との時間を大切にしたいという思いがありました。

そのため、採用面接で重視しているのは、単に「仕事が大好きです」と言えることではありません。

担当する仕事に関心を持ち、必要な知識を自分から学ぼうとする姿勢です。

例えば、不動産営業に応募している方なら、仕事内容を事前に調べたり、宅地建物取引士の資格について勉強したりしているかもしれません。

また、不動産業界が未経験でも、住宅の購入や賃貸契約の仕組みに興味を持って調べている方もいるでしょう。

このような行動があれば、入社後に新しい知識を身につけようとする姿勢も想像しやすくなります。

もちろん、資格を持っていなければ採用されないという意味ではありません。

また、仕事以外の時間をすべて勉強に使う必要もありません。

自分が希望する仕事について理解しようとすることが大切なのです。

(4)私が金融機関から不動産業界へ転職して学んだこと

ここで、私自身の経験をお話しします。

私は新卒で金融機関に就職し、約7年間、融資係として働きました。

その後、もっと収入を増やしたいという目標から、不動産業界へ転職しました。

金融機関では融資の知識を身につけましたが、不動産営業は未経験でした。

最初に転職した不動産会社では、社長や上司から厳しく営業指導を受けました。

覚えることも多く、思うような結果が出ない時期もありました。

そんなときに、社長や上司が繰り返し話していた言葉があります。

「成功の秘訣は素直であること」

私は、この言葉に共感しました。

自分が知らないことを素直に認め、教わったことを実践してみる。

うまくいかなければ、原因を考えて改善する。

そして、仕事を続ける中で、少しずつ不動産営業の面白さがわかってきました。

その結果、金融機関時代の約3倍の年収を得られるようになりました。

もちろん、これは私自身の経験であり、素直に働けば誰でも収入が増えるという意味ではありません。

会社の環境や教育体制、本人の経験など、さまざまな要因が結果に影響します。

それでも、教わったことを学び、自分で考えながら仕事に取り組む姿勢は、今でも大切にしています。

そして、現在は営業部長として社員の採用や育成に関わる立場になりました。

採用する側になった今だからこそ、経験や資格だけではわからない、仕事への姿勢を確認したいと思っています。

(5)人物像だけでなく、会社との相性も大切

ここまで、私が中途採用で重視している3つの要素をお伝えしました。

しかし、素直で前向きな人なら、どんな会社でも活躍できるというわけではありません。

仕事内容や労働条件、社風によって、働きやすさは変わります。

例えば、じっくりとお客様の話を聞きながら仕事を進めたい方が、短期間の営業成果だけを強く求められる会社に入社すると、働き方が合わないこともあるでしょう。

反対に、成果に応じた評価を希望する方なら、歩合給のある営業職に魅力を感じるかもしれません。

だからこそ、採用面接は企業が応募者を選ぶだけの場ではないと思っています。

応募者自身も、その会社が自分に合っているか確認することが大切です。

面接では、自分の強みをアピールすると同時に、仕事内容や教育体制、働き方についても確認してみましょう。

第2章のまとめ

私が30代の中途採用で重視している人物像は、次の3つです。

1:素直さ

周囲の意見に耳を傾け、新しい仕事を学ぼうとする姿勢。

2:前向きさ

仕事で問題が起きたときに、改善できることを考える姿勢。

3:仕事への関心

仕事内容を理解し、必要な知識を身につけようとする姿勢。

これらは、単に性格が明るいかどうかで判断できるものではありません。

これまでの仕事でどのような経験をし、どのように行動してきたのかが大切です。

また、企業によって求める人物像や採用基準は異なります。

経験や専門知識が必要な職種もあるため、今回紹介した3つだけで採用が決まるわけではありません。

大切なのは、自分の経験や行動を通して、仕事への姿勢を具体的に伝えることです。

次の章では、「素直さ」「前向きさ」「仕事への関心」を転職面接でどうアピールすればよいのか、具体的な回答例とともに解説します。


【関連記事】自分の強みを整理して転職活動を始めたい方へ

30代で転職を考えている方の中には、「自分には特別なスキルがない」「どのような会社を選べばよいかわからない」と悩んでいる方もいると思います。

私自身、初めて転職するときには1年以上悩み、なかなか転職先を決められませんでした。

しかし、転職して実現したい目標を整理してからは、自分が進みたい方向が見えてきました。

こちらの記事では、転職理由や希望条件の整理、キャリアの棚卸し、転職活動に必要なお金、家族との相談など、転職前に準備したい5つのポイントを実体験から解説しています。

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30代からの転職で自分に合った求人を探してみよう

30代で転職を考えるときには、自分の経験や強みを整理するだけでなく、応募先の会社がどのような人材を求めているのか確認することも大切です。

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まずは、これまでの経験を生かせそうな仕事や、希望する働き方に合った求人があるか比較してみましょう。

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3:30代の転職面接で自分の強みをアピールする方法

30代の男性が転職面接でこれまでの仕事の経験や自分の強みを採用担当者に説明している様子

「採用担当者が求める人物像はわかったけれど、面接ではどのようにアピールすればよいのでしょうか?」

第2章では、私が中途採用で重視している「素直さ」「前向きさ」「仕事への関心」についてお話ししました。

しかし、面接で単に、

「私は素直な性格です」

「何事にも前向きに取り組みます」

「仕事が大好きです」

と伝えるだけでは、採用担当者に自分の強みが伝わらない場合があります。

私は不動産会社の営業部長として採用面接にも関わっていますが、応募者からこのような自己PRを聞いたときには、もう少し具体的な話を聞きたいと思います。

例えば、仕事でどのような経験をし、そのとき何を考えて行動したのか。

こうした経験を聞くことで、応募者の仕事に対する姿勢が見えてくるからです。

ここでは、30代の転職面接で自分の強みを伝える方法を、具体的な回答例とともに解説します。

(1)「素直さ」はアドバイスを生かした経験で伝える

最初は「素直さ」です。

ただし、面接で「私は人の言うことを何でも聞きます」と伝える必要はありません。

採用担当者が知りたいのは、新しい意見や仕事のやり方を受け止め、自分の行動に生かせるかということです。

例えば、営業職で働いている方なら、上司から営業方法について助言を受けた経験があるかもしれません。

【回答例:上司のアドバイスを仕事に生かした経験】

「私はこれまで営業職として働いてきましたが、入社当初は商品の説明に時間をかけすぎて、お客様の希望を十分に聞き取れていませんでした。

そのとき、上司から『まずはお客様が何に困っているのかを聞いてみよう』とアドバイスを受けました。

そこで、商談では説明する前に、お客様の希望や困りごとを確認するようにしました。

その結果、以前よりもお客様の要望に合った提案ができるようになりました。

今後も自分の経験だけにこだわらず、周囲の意見を取り入れながら仕事をしていきたいと考えています。」

この回答では、単に素直だと伝えるのではなく、助言を受けて仕事の進め方を変えた経験を説明しています。

もちろん、実際には経験していないことを話す必要はありません。

自分が仕事で助言を受け、改善した経験を思い出してみましょう。

(2)「前向きさ」は失敗から改善した経験で伝える

次は「前向きさ」です。

私は、前向きな人とは、いつも明るく元気な人のことではないと思っています。

仕事でうまくいかないことがあったときに、状況を整理し、改善できることを考えられる人です。

例えば、事務職なら、書類の確認不足によってミスが発生した経験があるかもしれません。

【回答例:仕事の失敗を改善につなげた経験】

「以前、私が担当していた事務作業で、確認不足による入力ミスが発生したことがありました。

そのときは上司に報告し、原因を確認しました。

その後、同じミスを繰り返さないように、作業手順を見直してチェックリストを作成しました。

また、確認が必要な項目を整理し、作業の最後に見直す時間を設けるようにしました。

私は失敗を隠さず、原因を考えて改善することを大切にしています。」

この回答なら、特別な実績がなくても、仕事への取り組み方が伝わります。

ただし、すべての失敗を本人の努力だけで解決できるとは限りません。

会社の仕組みや人員配置に問題がある場合もあります。

そのため、自分が実際に取り組んだ改善策を、事実に沿って説明すれば十分です。

(3)「仕事への関心」は自分から学んだ経験で伝える

3つ目は「仕事への関心」です。

元記事では「仕事好き」という表現を使っていました。

しかし、面接で「私は仕事が大好きで、休日も仕事のことばかり考えています」とアピールする必要はありません。

私自身も、家族との時間を大切にしたくて2度目の転職をしました。

ですから、仕事と私生活の両方を大切にする考え方は、決して悪いことではないと思っています。

私が採用面接で知りたいのは、応募先の仕事に関心を持ち、必要な知識を学ぶ姿勢があるかどうかです。

例えば、不動産業界への転職を希望する方なら、次のような回答が考えられます。

【回答例:未経験で不動産業界へ転職する場合】

「私は現在、接客業で働いていますが、お客様の希望を聞き、商品を提案する仕事にやりがいを感じています。

以前から住宅や不動産の仕事にも関心があり、求人情報や不動産会社のホームページを調べる中で、不動産営業の仕事内容について学んできました。

また、宅地建物取引士の資格についても調べ、必要な知識を身につけたいと考えています。

不動産業界は未経験ですが、これまでの接客経験を生かしながら、新しい知識を学んでいきたいと思っています。」

この回答では、仕事への関心を、実際に調べたことや今後の目標につなげています。

ただし、資格の勉強を始めていないのに「現在勉強中です」と話すようなことは避けましょう。

面接では、実際に行動したことを正確に伝えることが大切です。

(4)採用担当者が自己PRで確認していること

ここで、採用する側の視点からもう少しお話しします。

私は応募者の自己PRを聞くとき、単に立派な言葉が並んでいるかどうかで判断しているわけではありません。

特に気になるのは、次の4つです。

① 実際の経験に基づいているか

自分が担当した仕事や、実際に取り組んだことを説明できるか。

② 自分なりの行動や工夫があるか

周囲から言われたことだけでなく、自分で考えて取り組んだことがあるか。

③ 結果を正確に伝えているか

成果を大きく見せたり、周囲の人の実績を自分一人のものとして話したりしていないか。

④ 応募先でどう生かせるか説明できるか

これまでの経験が、新しい仕事でどのように役立つのか考えているか。

もちろん、採用担当者によって評価する内容は異なります。

ただ、私の場合は、華やかな成功談だけでなく、地道な仕事への取り組み方にも関心を持っています。

例えば、私自身が金融機関で働いていた頃、カードローンの延滞管理を担当した経験があります。

一件ずつ状況を確認して対応を続けた結果、所属する支店で延滞者ゼロを達成し、融資課として本部から表彰されました。

この経験は、金融機関から不動産業界へ転職するときにも面接で話しました。

決して大きな融資案件を担当した実績ではありません。

しかし、地道な仕事に粘り強く取り組む姿勢を伝えることはできたと思っています。

(5)30代の転職面接では短所も正直に伝えよう

面接では、自分の強みだけでなく、短所について聞かれることもあります。

「あなたの短所は何ですか?」

このように聞かれたとき、悪い印象を与えたくないからと、短所を隠そうとする方もいるでしょう。

しかし、私は、短所があること自体を悪いとは思っていません。

誰にでも得意な仕事と苦手な仕事があるからです。

大切なのは、自分の苦手な部分を理解し、必要に応じて改善しようとしているかということです。

例えば、次のような回答が考えられます。

【回答例:慎重になりすぎる場合】

「私の短所は、慎重になりすぎて仕事に時間をかけてしまうことです。

以前は、資料を何度も確認することで、作業に時間がかかる場合がありました。

そこで、仕事の優先順位を決め、確認する項目を整理するようにしました。

現在は正確さを大切にしながら、仕事のスピードも意識して取り組んでいます。」

このように、短所を説明したうえで、改善するために取り組んでいることを伝えると、自分自身を理解していることが伝わりやすくなります。

ただし、実際には行っていない改善を話す必要はありません。

自分の経験を振り返り、正直に説明しましょう。

第3章のまとめ:30代の中途採用で大切なこと

今回は、30代の中途採用で企業が求める人物像について、現役営業部長としての経験を交えながら解説しました。

私が採用面接で大切にしているのは、次の3つです。

1:素直さ

新しい意見や知識を受け止め、仕事に生かそうとすること。

2:前向きさ

仕事で問題が起きたときに、改善できることを考えて行動すること。

3:仕事への関心

仕事内容を理解し、必要な知識を自分から学ぼうとすること。

もちろん、この3つがあれば必ず採用されるわけではありません。

会社や職種によって、必要な資格や専門知識、実務経験は異なります。

しかし、私は経験や実績だけでなく、仕事に取り組む姿勢も、採用を考えるうえで大切な要素だと思っています。

私自身も金融機関から未経験で不動産業界へ転職し、社長や上司に教わりながら仕事を覚えてきました。

そして、現在は営業部長として社員の採用や育成に関わっています。

転職した時点ですべての仕事ができる必要はありません。

大切なのは、自分の経験を整理し、新しい会社でどのように働きたいのか考えることです。

30代で転職を考えている方も、自信がないからといって、最初から可能性を諦める必要はありません。

これまでの仕事で積み重ねてきた経験を、自分の言葉で伝えてみてください。

この記事が、30代の転職に不安を感じている皆さんの参考になればうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!(^_-)-☆


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