転職を考えているものの、今より年収が下がってしまうのではないかと不安になっていませんか?
物価が上がり、食費や光熱費、住宅ローン、子どもの教育費など、家計の負担を感じる場面も増えています。
「どうせ転職するなら、今より給料の高い会社で働きたい!」
そう考えるのは自然なことだと思います。
しかし、実際に転職を考え始めると、次のような疑問が出てきませんか?
- 転職すると本当に年収は上がるの?
- 同業種と異業種では、どちらが収入アップを狙いやすい?
- 20代・30代だけでなく、40代・50代でも年収アップできる?
- 年収が上がる人には、どんな共通点がある?
その気持ちは、私にもよくわかります。
なぜなら、私自身も過去に2回の転職を経験しているからです。
私は新卒で金融機関に就職し、約7年間、融資業務などに携わりました。
しかし、職場の人間関係に悩んだことに加え、もっと収入を増やしたいという思いもあり、転職を考えるようになりました。
とはいえ、簡単には決断できません。
「転職して給料が下がったらどうしよう?」
「未経験の業界で、本当に通用するのだろうか?」
そんな不安から、実際に転職するまで約2年間も悩みました。
それでも勇気を出して金融機関から不動産業界へ転職した結果、年収は以前の約3倍になりました。
もちろん、転職しただけで誰でも年収が3倍になるわけではありません。
私の場合は、転職先の会社や上司に恵まれ、金融機関で身につけた知識を仕事に生かせたことも大きかったと思います。
その後、子どもとの時間を大切にしたいと考え、2回目の転職をしました。
このときは収入だけでなく、休日や働く時間を重視して会社を選びました。
現在は不動産会社の営業部長として働き、採用する側の立場でも転職希望者と接しています。
こうした経験から、私は転職で成功するためには、単に年収の高い求人を探すだけでなく、自分の経験や強みを評価してくれる会社を選ぶことが大切だと考えています。
転職は年収アップのチャンスになります。しかし、転職すれば必ず収入が増えるわけではありません。
だからこそ、成功しやすい転職の考え方と、年収が下がるリスクの両方を知っておく必要があります。
この記事では、厚生労働省の統計データと、私自身の2回の転職経験、営業部長としての採用経験をもとに、年収アップを目指す転職の進め方を解説します。
転職するか迷っている方も、これから求人を探そうとしている方も、ぜひ参考にしてください。
それでは、一緒に考えていきましょう!(^_-)-☆
1:転職すると年収は上がる?最新データで確認

「転職したら、本当に今より給料が上がるのだろうか?」
転職を考えている方なら、一度は気になることではないでしょうか。
私も金融機関から不動産業界へ転職するとき、最も心配だったことの一つが収入でした。
転職することで給料が下がり、生活が苦しくなってしまったらどうしよう。
そんな不安から、なかなか退職を決断できなかったことを覚えています。
しかし、実際の統計を見ると、転職によって賃金が増えている人も少なくありません。
(1)転職した人の約4割は賃金が増加している
厚生労働省が公表した「令和7年(2025年)雇用動向調査」によると、転職入職者の賃金変動状況は次のとおりです。
- 賃金が増加した人:40.8%
- 賃金が変わらなかった人:25.5%
- 賃金が減少した人:31.0%
また、転職によって賃金が1割以上増加した人は28.2%でした。
つまり、転職した人の約10人に4人は前の職場より賃金が増え、約10人に3人は賃金が減ったという結果です。
これは、転職を考えている方にとって参考になる数字ではないでしょうか。
ただし、この調査は転職前後の賃金を比較したものであり、賞与などを含めた年間収入が同じ割合で増えたことを示すものではありません。
また、すべての転職希望者が年収アップできるという意味でもありません。
大切なのは、転職には収入が増える可能性も、減る可能性もあると理解したうえで行動することです。
出典:厚生労働省「令和7年雇用動向調査結果の概要」
(2)20代・30代だけでなく40代でも賃金アップは可能
同じ厚生労働省の調査では、年齢によって賃金が増加した人の割合にも違いがあります。
2025年の主な結果は次のとおりです。
- 25〜29歳:49.8%
- 30〜34歳:48.6%
- 35〜39歳:43.5%
- 40〜44歳:44.9%
- 45〜49歳:41.1%
- 50〜54歳:29.4%
この数字を見ると、20代後半から40代では、転職して賃金が増加した人が4割以上いることがわかります。
一方、50代になると賃金が増加した人の割合は低くなっています。
ただし、これは年齢だけが原因とは限りません。役職や働き方、雇用形態など、転職する人の事情も異なります。
50代だから転職で収入を増やせないという意味ではありません。
私は現在、不動産会社で営業部長として採用にも関わっていますが、採用する側としては、年齢だけでなく、これまでの経験や仕事に対する姿勢も大切だと感じています。
特に経験を生かせる仕事では、若さだけが強みになるわけではありません。
(3)転職で年収が上がるかどうかは会社選びで変わる
私自身、金融機関から不動産業界へ転職したことで、年収が以前の約3倍になりました。
もちろん、最初からそのような結果を予想していたわけではありません。
不動産業界は未経験でしたし、新しい会社で本当に通用するのか、不安もありました。
それでも、金融機関で身につけた融資や住宅ローンの知識が、不動産営業の仕事に役立ったのです。
また、転職先の会社や上司に恵まれたことも大きな理由だったと思います。
この経験から私が感じるのは、同じ人でも働く会社や業界によって、評価される能力や給与水準が変わることがあるということです。
ただし、年収が高い会社を選べば必ず幸せになれるわけではありません。
例えば、毎月の給料が増えても、休日が減ったり、残業が増えたりすれば、生活の満足度は下がるかもしれません。
私は2回目の転職では、収入よりも家族との時間を優先しました。
転職で年収アップを目指すことは大切ですが、その先にどんな生活を送りたいのかも考えてほしいと思います。
次の章では、転職で年収アップを目指す人が押さえておきたい成功パターンについて解説します。
公式データの出典
2:転職で年収アップする人の特徴と成功パターン

転職した人の約4割は賃金が増加していることがわかりました。
では、どのような転職をすれば年収アップにつながりやすいのでしょうか?
私はこれまで2回転職を経験し、現在は不動産会社の営業部長として採用にも関わっています。
その経験から感じるのは、年収を上げるためには、自分の経験や能力を今より高く評価してくれる会社を探すことが大切だということです。
単に給料の高い会社へ応募すればよいわけではありません。
ここでは、年収アップを目指すときに押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
(1)今の経験を評価してくれる会社へ転職する
まず考えたいのは、これまでの仕事で身につけた経験や能力を生かす転職です。
例えば、営業職として顧客対応や新規開拓の経験がある方なら、同じ営業職でも給与水準や評価制度の異なる会社を探す方法があります。
私も採用に関わる立場として、応募者の方がこれまでにどのような仕事を担当し、どんな成果を出してきたのかを重視しています。
特に、仕事の実績を具体的に説明できる方は、その人の強みを理解しやすいものです。
例えば、
- 新規顧客を開拓して売上を伸ばした
- 担当店舗の業績改善に取り組んだ
- 後輩の指導や新人教育を担当した
- 業務の効率化によって残業時間を減らした
こうした経験は、転職活動でアピールできる材料になります。
自分では当たり前だと思っていた仕事が、別の会社では高く評価されることもあるでしょう。
転職を考えるときは、まず自分が今まで何をしてきたのか、どんな成果を出してきたのかを整理してみてください。
(2)給与水準の異なる業界や会社を比較する
同じ仕事をしていても、勤務する業界や会社によって給与に差があることがあります。
例えば、営業職といっても、不動産営業、保険営業、メーカー営業などでは、仕事の内容や給与体系が異なります。
基本給が高い会社もあれば、営業成績に応じた歩合給の割合が大きい会社もあります。
私自身、金融機関から不動産業界へ転職したことで収入が大きく増えました。
もちろん、不動産業界に転職すれば誰でも高収入になるわけではありません。
私の場合は、金融機関で身につけた知識を生かせたことや、会社・上司に恵まれたことも大きかったと思います。
ただ、今の会社だけを見ていると、自分の経験がほかの業界でどのように評価されるのかわからないものです。
だからこそ、現在の仕事と同じ職種だけでなく、少し視野を広げて求人情報を調べてみてほしいと思います。
(3)役職や責任に見合った給与を得られる会社を選ぶ
30代・40代になると、一般社員としての実務経験だけでなく、管理職やリーダーとしての経験を評価される場合があります。
例えば、次のような経験です。
- チームの売上管理
- 部下の育成や人事評価
- 店舗や部署の運営
- 予算管理や業務改善
こうした経験がある方は、同じ業界でも管理職候補の求人を探すことで、年収アップにつながる可能性があります。
ただし、役職が上がれば必ず収入が増えるとは限りません。
責任が重くなる一方で、残業代の扱いや休日などの条件が変わることもあります。
求人票に「管理職候補」と書かれていても、実際の仕事内容や給与体系は会社によって異なります。
肩書だけで判断せず、自分が納得できる条件かどうかを確認しましょう。
(4)月給だけでなく年収全体で比較する
転職先を選ぶときに、私が特に注意してほしいのが給与の比較方法です。
例えば、今の会社の月給が30万円で、転職先の月給が35万円だったとしましょう。
毎月5万円も増えるのですから、魅力的ですよね。
しかし、現在の会社では賞与が年間120万円あり、転職先では賞与がない場合はどうでしょうか。
現在の会社
月給30万円 × 12か月 + 賞与120万円 = 年収480万円
転職先の会社
月給35万円 × 12か月 = 年収420万円
この場合、月給は5万円増えているのに、年収は60万円も下がってしまいます。
実際の給与には手当や残業代、歩合給なども関係しますが、このように月給だけでは正しく比較できません。
特に営業職では、求人票に高い年収例が掲載されていることもあります。
その年収が誰でも受け取れる金額なのか、一定の営業成績を達成した場合の金額なのかを確認することが大切です。
また、試用期間中の給与や固定残業代の有無なども確認してください。
転職後に「思っていた収入と違った」と後悔しないためにも、給与条件は慎重に比較しましょう。
(5)年収アップだけが転職成功とは限らない
ここまで年収アップにつながる転職の考え方を紹介しましたが、最後に一つだけお伝えしたいことがあります。
それは、年収が上がったからといって、必ずしも転職が成功したとは限らないということです。
私は1回目の転職で収入が大きく増えました。
しかし、2回目の転職では、子どもとの時間を大切にしたいという思いから、働き方を優先して会社を選びました。
収入だけを考えれば、最初の転職先に残るという選択肢もあったかもしれません。
それでも現在の仕事を適職だと感じられるようになったのは、自分の生活や価値観に合った働き方ができているからだと思います。
皆さんも、転職する前に一度考えてみてください。
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【関連記事】
毎月の手取りが少なく、生活費や将来の貯蓄に不安を感じている方もいるでしょう。
手取り15万円で生活する場合の悩みや、転職を考える際のポイントについて、こちらの記事で詳しく解説しています。
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「自分は何のために年収を上げたいのだろう?」
家族の生活を豊かにしたいのか。
住宅ローンを早く返済したいのか。
将来のために貯蓄を増やしたいのか。
目的が明確になれば、転職先に求める条件も整理しやすくなります。
年収アップを目指すことは大切ですが、その収入を得るために何を犠牲にするのかも考えてほしいと思います。
次の章では、同業種と異業種のどちらが年収アップを狙いやすいのか、私自身の経験を交えながら解説します。
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年収アップを目指すなら、まずは求人情報を比較してみよう
今の会社で働き続けるか、転職して年収アップを目指すか。
迷っている方は、まず自分の経験を生かせる求人がどのくらいあるのか調べてみてはいかがでしょうか。
リクナビNEXTなら、希望する職種や勤務地などの条件から求人を探せます。
転職するかどうかは、情報を集めてから決めても遅くありません。
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3:同業種と異業種、年収アップを狙うならどちら?

転職で年収アップを目指すとき、今までと同じ業界で仕事を探すべきか、それとも未経験の業界に挑戦するべきか、迷う方もいるでしょう。
私自身、金融機関から不動産業界へ転職したことで、年収が以前の約3倍になりました。
そのため、異業種への転職にも大きな可能性があると感じています。
ただし、すべての人が異業種へ転職すれば収入が増えるわけではありません。
同業種でも異業種でも、年収が上がる人もいれば、下がる人もいます。
大切なのは、どちらの業界を選ぶかだけでなく、自分の経験や能力を生かせる仕事なのかを見極めることです。
(1)同業種への転職は経験や実績をアピールしやすい
同業種への転職には、これまでの経験や専門知識を生かしやすいというメリットがあります。
例えば、不動産会社で売買営業を経験した方が、別の不動産会社へ転職する場合を考えてみましょう。
不動産取引の知識や営業経験、顧客対応の実績などを、転職先でも生かせる可能性があります。
採用する企業にとっても、仕事の経験がある方は入社後の活躍をイメージしやすいものです。
私も不動産会社の営業部長として採用に関わっていますが、同じ業界で経験を積んできた方の場合は、どのような仕事を担当していたか、どんな実績があるかを確認します。
特に営業職であれば、売上や契約件数だけでなく、どのような方法で成果を出したのかも大切です。
同業種で年収アップを目指すなら、今までの経験を整理し、それを高く評価してくれる会社を探すことが重要だと思います。
ただし、経験者だからといって必ず高い給与を提示されるわけではありません。
会社の給与体系や業績、役職などによって待遇は異なります。
(2)異業種への転職でも年収アップは可能
「未経験の業界に転職すると給料が下がる」
そんなイメージを持っている方もいるかもしれません。
確かに、未経験の仕事では、最初は経験者より給与が低く設定される場合があります。
しかし、異業種への転職でも年収アップは十分に考えられます。
私自身がその一例です。
私は新卒で金融機関に就職し、約7年間、融資業務などに携わりました。
その後、金融機関から不動産業界へ転職しました。
不動産営業の仕事は未経験でしたが、金融機関で培った住宅ローンや融資の知識は、不動産売買の仕事でも役立ちました。
もちろん、転職してすぐに何でもできたわけではありません。
新しい業界の仕事を覚え、営業経験を積む必要がありました。
それでも、転職先の会社や上司に恵まれたこともあり、最終的には金融機関時代の約3倍の年収を得られるようになりました。
この経験から、私は未経験の業界だからといって、最初から転職先の候補から外す必要はないと思っています。
今までの仕事で培った知識や経験が、別の業界で思いがけず役立つこともあるのです。
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【関連記事】
不動産業界への転職を考えている方は、業界に特化した転職エージェントを利用する方法もあります。
宅建Jobエージェントの特徴や利用する際の注意点について、こちらの記事で詳しく解説しています。
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(3)異業種でも生かせる経験や能力を見つけよう
業界が変わっても、生かせる経験や能力があります。
例えば、次のようなケースです。
金融機関から不動産業界へ
融資や住宅ローンの知識を、不動産売買や資金計画の提案に生かせる場合があります。
販売職から営業職へ
接客や顧客対応の経験を、営業活動や取引先との関係づくりに生かせる場合があります。
事務職から営業事務・管理部門へ
書類作成や数字の管理、社内調整の経験などを、別の業界でも生かせる場合があります。
現場のリーダーから管理職候補へ
従業員の指導や業務管理の経験が、別の企業でも評価される可能性があります。
このように考えると、完全にゼロから始める転職ばかりではないことがわかります。
特に30代・40代・50代の方は、今までの仕事を振り返り、自分の経験を別の業界でどのように生かせるか考えてみてください。
ただし、資格や専門知識が必要な仕事では、経験だけでは応募条件を満たせない場合もあります。
求人票をよく確認することが大切です。
(4)年収が高く見える求人には注意も必要
異業種への転職を考えるとき、注意してほしいのが給与体系です。
例えば、不動産営業や保険営業などでは、営業成績によって収入が大きく変わる会社もあります。
求人情報に「年収1,000万円も可能」と書かれていると、魅力的に感じますよね。
私自身、不動産営業の仕事で収入が増えた経験がありますから、その気持ちはよくわかります。
しかし、高い年収例が掲載されているからといって、入社した方が全員その金額を得られるわけではありません。
確認したいのは、次のような点です。
- 基本給はいくらなのか
- 歩合給やインセンティブの条件はどうなっているか
- 賞与や各種手当はあるか
- 試用期間中の給与はどうなるか
- 営業成績が振るわなかった場合、収入はどの程度になるか
また、収入が高くても、休日が少なかったり、長時間労働が続いたりする職場では、長く働くことが難しくなるかもしれません。
転職先を選ぶときは、高い年収例だけでなく、実際の労働条件も確認してください。
(5)結局、同業種と異業種のどちらがおすすめ?
私の考えでは、同業種と異業種のどちらが年収アップしやすいかを、一律に決めることはできません。
今までの経験を高く評価してくれる会社が同業種にあれば、そちらを選ぶ方法があります。
一方、現在の業界では給与水準に限界を感じている場合は、異業種へ視野を広げることも選択肢になるでしょう。
大切なのは、最初から転職先を一つの業界に限定しないことです。
私も金融機関に勤めていた頃は、自分が不動産営業の仕事で年収を大きく増やせるとは想像していませんでした。
もし、未経験だからという理由だけで不動産業界への転職を諦めていたら、今とは違う人生になっていたかもしれません。
だからこそ、転職を考えている方には、自分の可能性を狭めてほしくないと思っています。
同業種か異業種かよりも、自分の経験を生かせて、希望する収入や働き方を実現できる会社なのか。
その視点で転職先を探すことが、納得できる転職につながるのではないでしょうか。
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【関連記事】
20代で異業種への転職を考えている方は、こちらの記事も参考にしてください。
未経験の業界へ挑戦するときの考え方や、年収アップを目指すためのポイントを紹介しています。
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次の章では、年収アップを目指すために実践したい5つの方法を紹介します。
4:転職で年収アップするための5つの方法

転職で年収を上げたいと思っても、具体的に何から始めればよいのか迷う方もいるでしょう。
私はこれまで2回転職を経験し、現在は不動産会社の営業部長として採用にも関わっています。
その経験から感じるのは、年収アップを目指すなら、転職先を探す前の準備が大切だということです。
求人票に書かれた年収だけを見て応募するのではなく、自分の経験や希望条件を整理しておく必要があります。
ここでは、転職で年収アップを目指すために実践したい5つの方法を紹介します。
(1)現在の年収と希望年収を整理する
まずは、自分が現在いくらの収入を得ているのか、正確に把握しましょう。
例えば、月給30万円でも賞与が年間120万円あれば、年収は480万円になります。
一方、転職先の月給が35万円でも賞与がなければ、年収は420万円です。
転職先を比較するときは、月給だけでなく、賞与や手当、歩合給などを含めて確認してください。
また、希望年収についても、最低限必要な金額と、できれば実現したい金額を分けて考えるとよいでしょう。
例えば、
- 現在の年収:450万円
- 最低限希望する年収:480万円
- 目標とする年収:550万円
このように整理しておくと、求人を比較しやすくなります。
ただし、求人票に掲載された想定年収は、必ずしも入社後に保証される金額ではありません。
内定時には、給与条件を労働条件通知書などで確認することが大切です。
(2)自分の経験と実績を数字で説明できるようにする
私は営業部長として採用面接をする際、応募者の方がこれまでどのような仕事をしてきたのかを確認します。
そのとき、経験や成果を具体的に説明していただけると、その方の強みが伝わりやすくなります。
例えば、営業職の場合です。
「営業を5年間経験しました」
と説明するだけでなく、
「法人営業を5年間担当し、既存顧客への提案活動を通じて年間売上目標を達成しました」
と説明した方が、仕事の内容をイメージしやすいでしょう。
もちろん、数字で表せる成果ばかりではありません。
事務職や管理部門の方であれば、業務改善やミスの削減、社内調整などの経験もアピール材料になります。
大切なのは、実際に経験したことを、できるだけ具体的に伝えることです。
職務経歴書を書く前に、自分が担当した仕事と、その仕事で工夫したことを振り返ってみてください。
(3)同じ職種でも複数の企業を比較する
年収アップを目指すなら、一つの求人だけで判断しないことも大切です。
例えば、同じ営業職でも、会社によって給与体系や評価制度は異なります。
基本給を重視する会社もあれば、営業成績による歩合給の割合が大きい会社もあります。
また、年間休日や残業時間、転勤の有無なども違います。
私自身、不動産業界への転職で収入が大きく増えましたが、それはすべての不動産会社で同じ結果になるという意味ではありません。
同じ業界の会社であっても、働き方や待遇には違いがあります。
求人を比較するときには、給与だけでなく、仕事内容や会社の評価制度も確認しましょう。
(4)面接では希望年収の根拠を伝える
転職活動では、応募先の企業から希望年収を聞かれることがあります。
そのときに大切なのは、単に「今より給料を上げたい」と伝えるだけではなく、希望する金額の理由を説明できるようにしておくことです。
例えば、
「現在の年収は450万円です。これまでの営業経験や実績を生かせる仕事を希望しており、年収500万円前後を目標に考えています」
というように、現在の収入と経験を踏まえて説明すると、採用する側にも希望条件が伝わりやすくなります。
ただし、希望年収を高く伝えれば必ず採用条件が上がるわけではありません。
企業には給与規定や採用予算があり、希望額に応えられない場合もあります。
また、事実と異なる年収や実績を伝えることは避けましょう。
希望する金額と自分の経験を整理し、無理のない条件交渉をすることが大切です。
(5)転職先が決まる前に退職を急がない
年収アップを目指す方に、最後にお伝えしたいのが退職のタイミングです。
今の職場に不満があると、一日でも早く会社を辞めたいと思うかもしれません。
私も最初の転職では、職場の人間関係に悩み、早く環境を変えたいと考えていました。
しかし、転職先が決まらないまま退職すると、生活費への不安から、希望条件に合わない会社に慌てて応募してしまう可能性があります。
特に住宅ローンや教育費などの負担がある方は、慎重に考えたいところです。
可能であれば、今の仕事を続けながら求人を調べ、転職活動を進める方法をおすすめします。
ただし、心身の健康に深刻な影響が出ている場合まで、無理に働き続ける必要はありません。
自分の健康と生活を優先し、必要に応じて医療機関や公的な相談窓口なども利用してください。
転職の成功は、できるだけ早く会社を辞めることではなく、自分が納得できる条件で次の仕事を始めることだと思います。
第4章のまとめ
転職で年収アップを目指すためには、自分の経験や強みを整理し、複数の企業を比較することが大切です。
また、給与条件は月給だけでなく、賞与や手当、残業時間なども含めて判断する必要があります。
私は金融機関から不動産業界へ転職したことで年収が大きく増えましたが、その経験からも、会社選びの重要性を感じています。
今より高い年収を目指すなら、まずは自分の経験をどのように評価してくれる会社があるのか、求人情報を調べることから始めてみてください。
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転職で年収アップを目指すなら、まずは自分の経験を評価してくれる会社があるか、求人情報を比較することが大切です。
リクナビNEXTの特徴やメリット・デメリット、会社に知られず転職活動を進めるための注意点について、こちらの記事で詳しく解説しています。
リクナビNEXTはおすすめ?メリット・デメリットを営業部長が解説
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次の第5章では、私自身の転職経験をもとに、年収アップと働き方についてお伝えします。
5:年収3倍を経験した営業部長が伝えたいこと

ここまで、転職で年収アップする人の特徴や、同業種と異業種の違い、転職で収入を増やすための具体的な方法について解説してきました。
最後に、私自身の2回の転職経験から感じたことをお伝えしたいと思います。
私は最初の転職で年収が約3倍になりました。
しかし、2回目の転職では収入よりも家族との時間を大切にする道を選びました。
この2回の転職を通じて、私は仕事に対する考え方が大きく変わったのです。
(1)金融機関から不動産業界へ転職して年収が約3倍になった
私は新卒で金融機関に就職し、約7年間、融資業務などを担当しました。
金融機関での仕事は、企業経営やお金の流れを学べる貴重な経験でした。
しかし、当時は上司との人間関係に悩み、毎日のように会社を辞めたいと考えていました。
それに加えて、もっと収入を増やしたいという気持ちもありました。
とはいえ、転職する勇気がなかなか出ません。
「未経験の不動産業界で本当に通用するのだろうか?」
「今より給料が下がってしまったらどうしよう?」
そんなことを考え続け、実際に転職するまで約2年間も悩みました。
それでも意を決して金融機関を退職し、不動産会社の営業職に転職しました。
不動産営業は未経験でしたが、金融機関で学んだ住宅ローンや融資の知識が、不動産売買の仕事で役立ちました。
また、転職先の上司にも恵まれ、営業の仕事を一から学ぶことができました。
その結果、年収は金融機関時代の約3倍になりました。
もちろん、誰でも同じように収入が増えるわけではありません。
私の場合は、努力だけでなく、会社や上司に恵まれたことも大きかったと思います。
ただ、この経験から強く感じたことがあります。
今の会社では十分に評価されていない経験や能力でも、別の業界や会社では評価される可能性があるということです。
(2)2回目の転職では家族との時間を優先した
最初の転職で収入が大きく増えた私は、そのまま不動産営業として働き続ける選択肢もありました。
しかし、子どもが生まれたことで、仕事に求めるものが変わりました。
もっと家族と過ごす時間が欲しい。
子どもの運動会にも参加したい。
人生で一度しかない子どもの成長を、できるだけ近くで見守りたい。
そんな気持ちが強くなったのです。
そこで私は、収入だけでなく、働く時間や休日を重視して2回目の転職を決断しました。
転職後の収入は、最初の転職先で得ていた水準より下がりました。
それでも、家族との時間を確保しやすくなり、仕事にもやりがいを感じられるようになりました。
現在は不動産会社の営業部長として働き、採用や部下の育成にも関わっています。
振り返ってみると、私にとって2回目の転職も大切な選択だったと思います。
(3)仕事の満足度は年収だけでは決まらない
私はこれまでの経験から、仕事の満足度には5つの要素があると考えています。
- お金
- 時間
- やりがい
- 人間関係
- 地位
20代の頃の私は、とにかく収入を増やしたいと考えていました。
しかし、家庭を持ち、子どもが生まれ、管理職として働くようになると、仕事に求めるものも変わりました。
もちろん、お金は大切です。
生活費や住宅ローン、教育費などを考えれば、収入が増えることには大きな意味があります。
ただし、いくら収入が高くても、家族と過ごす時間がまったくなかったり、人間関係に悩み続けたりする職場では、幸せを感じにくいかもしれません。
私の場合は、最初の転職で収入を増やし、2回目の転職で働き方を見直したことで、ようやく自分に合った仕事を見つけられたように感じています。
転職の成功とは、年収だけでなく、自分が大切にしたいものを実現できることではないでしょうか。
(4)営業部長として転職を考えている方へ伝えたいこと
私は現在、採用する側の立場でも転職希望者と接しています。
その経験からお伝えしたいのは、転職する前に、自分の経験や希望条件をしっかり整理してほしいということです。
年収アップを目指しているのであれば、まずは現在の給与と、転職先に求める給与水準を確認しましょう。
そして、自分の経験がどのような企業で評価されるのか調べてみてください。
例えば、今の会社で営業職として働いている方でも、業界を変えることで給与体系や評価制度が異なる会社を見つけられる場合があります。
また、管理職経験がある方なら、その経験を必要としている企業があるかもしれません。
ただし、求人票に高い年収が掲載されていても、実際にその金額を得られるとは限りません。
基本給や賞与、歩合給、勤務時間などを確認し、納得できる条件で転職先を選ぶことが大切です。
私は、転職を考えている方に対して、いきなり会社を辞めることはおすすめしません。
可能であれば、今の仕事を続けながら求人情報を集め、複数の企業を比較してみてください。
ただし、心身の健康を損なうほどつらい職場であれば、無理に働き続ける必要はありません。
自分の健康や生活を優先しながら、次の選択肢を考えましょう。
(5)まとめ:年収アップを目指すなら、まずは自分の可能性を知ろう
今回は、転職で年収アップを目指すための考え方や成功パターン、同業種と異業種の違いについて解説しました。
厚生労働省の統計では、転職した人の約4割が前職より賃金が増加しています。
一方で、賃金が下がっている人もいるため、転職すれば必ず収入が増えるわけではありません。
私自身、金融機関から不動産業界への転職で年収が約3倍になりましたが、最初からその結果を予想していたわけではありません。
転職先の会社や上司に恵まれたこともあり、経験を生かせる仕事に出会えたのだと思います。
だからこそ、転職を考えている方には、今の会社だけで自分の可能性を判断してほしくありません。
自分の経験を必要としている企業がほかにもあるかもしれない。
そう考えて、まずは求人情報を調べてみてはいかがでしょうか。
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自分の経験を評価してくれる会社を探してみよう
今の会社では当たり前だと思っている経験やスキルも、別の企業では評価されるかもしれません。
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転職するかどうかを決める前に、まずは自分に合った求人があるか確認してみてはいかがでしょうか。
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ただし、収入だけでなく、休日や働く時間、人間関係なども含めて、自分に合った会社を選ぶことが大切です。
転職するかどうかは、情報を集めてから決めても遅くありません。
皆さんが納得できる仕事に出会い、より充実した毎日を送れることを願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!(^_-)-☆
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