
(114話)
愛犬に靴を履かせて散歩をしていると、
「ちゃんと履かせたはずなのに、また脱げている……」
そんな経験はありませんか?
わが家の愛犬トイプードルのミートも、散歩中に犬用の靴を履かせていますが、なぜか靴が脱げてしまうことがありました。
特に気になったのが、マーキングをしたあとです。
後ろ足で地面を勢いよく蹴り上げた瞬間に、スポッと靴が脱げてしまうことがありました。
最初は「靴のサイズが合っていないのかな?」と思いましたが、犬の靴が脱げる原因を調べ、実際にミートの歩き方や靴の履かせ方を確認してみると、サイズだけが原因ではないことが分かってきました。
犬の靴が脱げる原因には、
- 靴のサイズが合っていない
- 正しく履かせられていない
- 足や肉球の形と靴が合っていない
- 歩き方や走り方で靴がずれる
- 後ろ足で地面を蹴る動作で脱げる
など、いくつかの理由が考えられます。
この記事では、実際に愛犬ミートに靴を履かせて散歩してきた経験をもとに、犬の靴が脱げる原因と、散歩中に脱げにくくするための対策を詳しくお話しします。
また、
「そもそも犬に靴を履かせる必要はあるの?」
という疑問についても、実際に犬用の靴を使って感じたメリット・デメリットを交えながらお伝えします。
犬の靴がすぐ脱げて困っている飼い主さんは、ぜひ参考にしてみてください。
第1章|犬の靴が脱げる原因は?まず確認したい5つのポイント
犬の靴が散歩中に脱げてしまうと、
「サイズが大きいのかな?」
と考える飼い主さんも多いと思います。
私も最初はそう思っていました。
ところが、愛犬ミートに靴を履かせて毎日散歩していると、犬の靴が脱げる原因はサイズだけではないことに気づきました。
犬の足は人間の足とは形が違いますし、歩いたり走ったりするときの動きも違います。
さらにミートの場合、マーキングをしたあとに後ろ足で地面を勢いよく蹴ることがあります。
その瞬間、
「あっ!また靴が脱げた!」
ということが何度もありました(笑)
では、犬の靴が脱げる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
主に次の5つが考えられます。
① 犬の足と靴のサイズが合っていない
まず確認したいのが靴のサイズです。
犬用の靴は、大きすぎれば歩いているうちにズレて脱げやすくなります。
反対に、小さすぎても足を奥まできちんと入れられず、結果として脱げやすくなることがあります。
また、犬は前足と後ろ足で大きさや形が違うこともあります。
そのため、靴を購入するときは「いつもこのサイズだから」と決めつけず、実際に足の幅や長さを測って選ぶことが大切です。
わが家のミートも、前足と後ろ足で同じサイズの靴を履かせていました。
ところが、なぜか後ろ足の靴だけが脱げてしまいます。
「同じ犬なんだから、4本とも同じサイズでいいだろう」
私も最初はそう思っていました。
そこで前足と後ろ足をそれぞれ測り直してみると、ミートの場合は前足と後ろ足でサイズ感が違うことが分かりました。
犬の靴が特定の足だけ脱げる場合は、4本すべて同じサイズだと決めつけず、前足と後ろ足を別々に測ってみることをおすすめします。

「ミートは後ろ足の靴だけズレたり脱げたりすることがありました」
② 靴を奥までしっかり履かせていない
サイズが合っていても、靴をきちんと履かせていなければ脱げてしまいます。
私も経験がありますが、犬は靴を履かせようとすると足を動かしたり、嫌がったりします。
そのため、
「入ったから大丈夫!」
と思ってベルトを締めても、実は足先が靴の奥まで入っていないことがあります。
靴を履かせたら、足先がきちんと奥まで入っているか確認してから固定することがポイントです。
③ ベルトやマジックテープの締め方が弱い
犬用の靴には、足首部分をベルトやマジックテープで固定するタイプが多くあります。
ここが緩いと、散歩中に少しずつ靴がズレてきます。
ただし、
「脱げないように思い切り締めればいい」
というわけでもありません。
強く締めすぎれば犬の足に負担がかかる可能性があります。
実際に歩かせながら、脱げにくく、それでいて締めすぎていない位置を探してあげることが大切です。
④ 犬の歩き方や走り方で靴がズレる
同じ靴を履かせても、脱げやすい犬と脱げにくい犬がいると思います。
その理由のひとつが犬の歩き方や動き方です。
普通に歩くだけでなく、急に走ったり、方向転換したり、地面を蹴ったりすると、靴には思った以上の力がかかります。
特に活発な犬の場合、散歩中の動きによって少しずつ靴がズレてしまうことがあります。
⑤ 地面を蹴り上げたときに靴が脱れる
これは、わが家の愛犬ミートで実際に経験したケースです。
ミートは散歩中にマーキングをすると、そのあと後ろ足で地面を勢いよく蹴ることがあります。
その蹴り上げた勢いで、後ろ足の靴がスポッと脱げてしまうのです。
最初は靴のサイズばかり疑っていました。
しかし散歩中の様子をよく観察してみると、
「靴そのものだけではなく、ミートの動きも関係しているんだ」
と気づきました。
犬の靴が脱げるときは、靴だけを見るのではなく、「どんな動きをしたときに脱げるのか?」まで観察してみることをおすすめします。
まずは「いつ脱げるのか」を確認してみよう
犬の靴が脱げる原因を見つけるためには、
サイズ・履かせ方・固定方法・歩き方・脱げるタイミング
を順番に確認してみることが大切です。
特に散歩中、
「歩いているだけでズレてくるのか?」
「走ったときに脱げるのか?」
「後ろ足で地面を蹴ったときだけ脱げるのか?」
ここを確認すると原因を絞り込みやすくなります。
わが家のミートの場合も、散歩中の様子をよく見ることで、後ろ足を蹴り上げる動作が靴の脱げる大きなきっかけになっていることが分かりました。
こちらが実際のミートの様子です。マーキングをしたあと、後ろ足で地面を勢いよく蹴り上げます。

このように後ろ足を勢いよく動かすため、靴に強い力がかかります。ミートの場合は、この動作をした直後に靴が脱れていることがありました。
「▼実際に後ろ足を蹴り上げるミートの様子」
「原因早見表」
| 靴が脱げる原因 | 確認するポイント |
|---|---|
| サイズが合っていない | 足の幅・長さを測る |
| 前足と後ろ足の違い | それぞれ別に測る |
| 靴が奥まで入っていない | つま先まで入っているか確認 |
| ベルトが緩い | 散歩中にズレていないか確認 |
| 歩き方・走り方 | どんな動きで脱げるか観察 |
| 後ろ足の蹴り上げ | マーキング後などの動きを確認 |
次の章では、こうした原因を踏まえて、犬の靴を散歩中に脱げにくくする具体的な対策をお話しします。
第2章|犬の靴が散歩中に脱げないための対策
犬の靴が脱げる原因が分かったら、次はどうすれば脱げにくくできるのかを考えてみましょう。
わが家の愛犬ミートも、靴を履かせ始めたころは散歩の途中で何度も脱げてしまいました。
そのたびに立ち止まって靴を拾い、また履かせる……。
これが意外と大変なんですよね(笑)
そこで、実際にミートに靴を履かせながら、サイズや履かせ方、散歩中の様子を確認するようになりました。
ここからは、犬の靴を散歩中に脱げにくくするために確認したいポイントを紹介します。
① 犬の足を測って靴のサイズを確認する
まず大切なのが、犬の足に合ったサイズを選ぶことです。
犬用の靴は「小型犬用」「トイプードル用」といった表示だけで選ぶのではなく、できれば実際に愛犬の足を測ってから選ぶことをおすすめします。
犬の足を紙の上に置いて立たせ、足に体重がかかった状態で足幅や長さを確認すると分かりやすいです。
また、前足と後ろ足では大きさが違う場合があります。
そのため、前足・後ろ足をそれぞれ確認しておくと安心です。
わが家のミートでも、ここは大きなポイントでした。
当初は4本とも同じMサイズの靴を履かせていましたが、なぜか後ろ足だけ靴が脱げることがありました。
そこで前足と後ろ足を別々に測り直してみると、ミートの場合、後ろ足はSサイズ相当でした。
「同じ犬だから4本とも同じサイズ」と思い込まず、前足と後ろ足をそれぞれ測ることが大切だと実感しました。
「サイズ確認の表」
| 確認するところ | ポイント |
|---|---|
| 前足 | 左右それぞれ幅・長さを確認 |
| 後ろ足 | 前足とは別に測る |
| 肉球の幅 | 体重がかかった状態で確認 |
| 靴のサイズ表 | メーカーごとの基準を確認 |
| 履かせた後 | 歩いてズレないか確認 |
② 靴の奥まで足をしっかり入れる
サイズが合っていても、犬の足が靴の奥まで入っていなければ脱げやすくなります。
靴を履かせるときは、ただ足を入れるだけではなく、
「つま先まできちんと入っているか」
を確認してからベルトを固定します。
ミートもそうですが、犬は靴を履かせている途中で足を引っ込めたり動かしたりします。
急いで履かせようとせず、1本ずつ確認することが大切です。
③ マジックテープやベルトを適切に固定する
犬用の靴には、足首付近をマジックテープやベルトで固定する商品が多くあります。
ここが緩すぎると、歩いているうちに靴が少しずつ下がってきて、最終的に脱げてしまいます。
一方で、脱げるのが心配だからといって強く締めすぎるのも避けたいところです。
履かせたあとに少し歩かせてみて、靴がズレていないか、犬が歩きにくそうにしていないか確認しましょう。
④ 散歩を始めて数分後にもう一度確認する
これは実際に犬の靴を使っていて、私が特に大切だと感じているポイントです。
家を出るときにはしっかり履けていても、実際に歩き始めると靴が少しずつズレることがあります。
そこで、散歩を始めてしばらくしたら一度立ち止まり、
「靴がズレていないか?」
「ベルトが緩んでいないか?」
を確認します。
最初の段階でズレを直しておけば、散歩の途中で靴が完全に脱げてしまうのを防ぎやすくなります。
特に履き始めの時期は、散歩の途中で一度確認するだけでも、完全に脱げて紛失してしまうのを防ぎやすくなります。
⑤ 愛犬が靴を脱ぐ「タイミング」を観察する
そして、ぜひ確認してほしいのがどんなときに靴が脱げるのかです。
普通に歩いているときなのか。
走ったときなのか。
急に方向転換したときなのか。
それとも、後ろ足で地面を蹴ったときなのか。
わが家のミートの場合は、マーキング後に後ろ足で地面を蹴り上げる動作が、靴が脱げる大きなきっかけになっていました。
このように「いつ脱げるのか」が分かれば、サイズの問題なのか、履かせ方なのか、それとも犬特有の動きによるものなのかを判断しやすくなります。
脱げるたびに「靴が悪い」とは限らない
犬の靴が何度も脱げると、
「この靴はダメなのかな?」
と思って買い替えたくなるかもしれません。
でもその前に、
サイズ → 履かせ方 → ベルトの固定 → 散歩中のズレ → 愛犬の動き
この順番で一度確認してみることをおすすめします。
ちょっとした履かせ方の違いや、ベルトの位置を調整するだけで改善することもあります。
そしてもう一つ気になるのが、
「そこまでして犬に靴を履かせる必要があるの?」
という疑問ですよね。
私自身も、ミートに靴を履かせながら考えたことがあります。
ミートの場合は、マーキング後に後ろ足で地面を蹴ったときに脱げることが多かったため、「靴のサイズだけが原因ではない」と気づくきっかけになりました。
そこで次の章では、犬に靴を履かせるメリット・デメリットと、そもそも犬に靴を履かせるべきなのかについて、実体験を交えてお話しします。
「脱げないためのチェック表」
| 散歩前・散歩中のチェック | ✓ |
|---|---|
| 前足と後ろ足を別々に測った | □ |
| 足先まで靴に入っている | □ |
| ベルトが緩すぎない | □ |
| 締めすぎていない | □ |
| 歩いて靴が回転していない | □ |
| 数分歩いた後もズレていない | □ |
| いつ・どの足が脱げるか確認した | □ |
散歩中の「脱げる」というトラブルは、靴だけではありません。
ハーネスもサイズや装着方法が合っていないと、散歩中に抜けてしまうことがあります。
わが家で経験したハーネス抜けの原因や対策、万が一抜けてしまったときの対処法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▼ 犬のハーネスが抜けて困っている方はこちら
【第82話】犬のハーネスが抜ける原因と対策方法|緊急時に役立つ対処法も紹介
第3章|犬に靴は必要?履かせるメリット・デメリット
犬の靴が脱げないように工夫していると、
「そもそも犬に靴って必要なの?」
と思う方もいるのではないでしょうか。
私も愛犬ミートに靴を履かせるようになってから、何度も考えました。
犬は本来、裸足で歩く動物です。
そのため、すべての犬が普段の散歩で必ず靴を履かなければいけないわけではありません。
一方で、実際にミートと毎日散歩していると、靴を履かせていてよかったと思う場面もあります。
ここでは、実際に犬用の靴を使って感じたメリットとデメリットを整理してみます。
犬に靴を履かせるメリット
まず大きなメリットは、肉球を地面から守れることです。
散歩道には、私たちが思っている以上に犬の足へ負担になるものがあります。
たとえば夏場の熱くなったアスファルトや、冬場の冷たい路面。
特に夏場のアスファルトは、日差しを受けてかなり熱くなることがあります。
私たちは靴を履いて歩いているので気づきにくいのですが、犬は肉球が直接地面に触れます。
そのため夏の散歩では、時間帯や路面の状態を確認することが大切です。

例えば、
| 気温 | アスファルト表面温度の目安 |
| 25℃ | 約40~50℃ |
| 30℃ | 約50~60℃ |
| 35℃ | 60℃以上 |
このような温度では、人間が素足で歩けないのと同様に、犬の肉球も火傷を負う危険があり
また冬場も、雪や凍結した路面など、犬の足に負担がかかる環境があります。
こうした場面では、肉球を直接路面に触れさせないための選択肢として犬用の靴が役立つことがあります。
そのほかにも、小石や尖ったもの、道路に落ちているゴミなどで肉球を傷つけてしまう可能性があります。
靴を履かせることで、こうしたものが肉球へ直接触れるのを防ぎやすくなります。
また、雨上がりや地面が汚れている日の散歩では、足の汚れを軽減できるのも便利です。
わが家でも散歩は毎日のことなので、こうした点は犬用の靴を使うメリットだと感じています。
犬用の靴は、散歩中の肉球保護だけでなく、足を保護する目的で使われることもあります。
ただし、ケガや治療中の足に靴を履かせる場合は、自己判断で締め付けたり長時間履かせたりせず、状態に応じて獣医師へ相談した方が安心です。
特に傷口がある場合などは、蒸れや擦れにも注意が必要です。
| 靴が役立つ場面 | 主な目的 |
|---|---|
| 夏の散歩 | 熱い路面から肉球を守る |
| 冬・雪道 | 冷たい路面や雪などから足を保護する |
| 小石やゴミが多い場所 | 肉球のケガを防ぎやすくする |
| 雨上がり | 足の汚れを軽減する |
| 足の保護が必要なとき | 状態に応じて足を保護する |
犬に靴を履かせるデメリット
一方で、もちろんデメリットもあります。
まず、犬によっては靴を履くこと自体を嫌がることがあります。
初めて靴を履いた犬が、足を高く上げたり、ぎこちない歩き方をしたりする姿を見たことがある方もいると思います。
これは今まで直接地面に触れて歩いていた犬にとって、足を覆われる感覚に慣れていないことも関係します。
また今回の記事のテーマでもあるように、サイズや履かせ方が合っていなければ散歩中に脱げてしまいます。
脱げるたびに、
「また靴がない!」
と探しに戻るのも、飼い主にとっては大変です(笑)
さらに、サイズが合っていなかったり、ベルトを強く締めすぎたりすると、かえって犬の足に負担をかけてしまう可能性があります。
犬に靴を履かせるべきかは目的で考える
では結局、犬には靴を履かせるべきなのでしょうか?
私は、「すべての犬に必ず必要」と考えるのではなく、愛犬に靴を履かせる目的を考えることが大切だと思っています。
たとえば、
- 夏場の熱い路面から肉球を守りたい
- 足をケガしていて保護する必要がある
- 散歩する場所に小石などが多い
- 雨上がりなどで足の汚れを軽減したい
こうした目的があるのであれば、犬用の靴が役立つ場面があります。
反対に、嫌がっている犬へ無理に履かせ続ける必要はないと思います。
愛犬の様子を見ながら、「この子にとって靴を履くメリットがあるのか?」を考えてあげることが一番大切ではないでしょうか。
ミートの場合は靴を履かせています
<靴を履いた愛犬ミート(meet)君>

わが家のミートの場合は、実際に靴を履かせて散歩しています。
もちろん、最初からすべてうまくいったわけではありません。
散歩中に靴が脱げたり、履かせ方を変えてみたりと、試行錯誤してきました。
だからこそ私が感じているのは、
犬の靴は「履かせれば終わり」ではない
ということです。
愛犬の足に合った靴を選び、正しく履かせ、散歩中の歩き方や足の状態まで確認してあげる。
そこまで含めて、犬用の靴とうまく付き合っていくことが大切だと感じています。
そして、犬用の靴を選ぶうえで特に重要なのがサイズ選びです。
次の章では、犬の靴のサイズをどう選べばよいのか、前足と後ろ足の違いも含めて詳しく見ていきましょう。
靴の中が蒸れることもある
また、長時間靴を履かせていると、靴の素材や季節によっては中が蒸れることも考えられます。
散歩が終わったら靴を脱がせて、肉球や指の間に赤み・擦れ・湿り気などがないか確認するようにしています。
サイズが合わない靴は逆効果になることも
肉球を守るために履かせた靴でも、サイズが合っていなければ歩きにくくなったり、擦れたりする可能性があります。
だからこそ、犬用の靴は「履かせること」そのものよりも、愛犬の足に合ったものを正しく履かせることが大切だと思います。

| メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 肉球を路面から守れる | 慣れるまで嫌がる犬もいる |
| 熱い・冷たい路面対策になる | サイズが合わないと擦れることがある |
| 小石などから足を保護できる | 靴の中が蒸れる場合がある |
| 足の汚れを軽減できる | 歩き方が不自然になることがある |
| 足の保護に使える場合がある | 脱げたりズレたりすることがある |
第4章|犬の靴のサイズ選び|前足・後ろ足を正しく測ろう
犬の靴が散歩中に脱げてしまう原因として、やはり見逃せないのがサイズ選びです。
人間なら「普段は26cmだから」と靴のサイズを選べますが、犬の場合はそう簡単ではありません。
犬種や体重が同じでも足の大きさや形には個体差があります。
さらに、前足と後ろ足でサイズが違う犬もいます。
そのため犬用の靴を選ぶときは、犬種や体重だけで判断せず、愛犬の足を実際に測ってみることが大切です。
犬の足は体重をかけた状態で測る
犬の足を測るときは、できれば立った状態で測ります。
犬は立って足に体重がかかると肉球が広がるためです。
測り方はそれほど難しくありません。
紙の上に愛犬を立たせて、
① 足の縦の長さ
② 足の横幅
を確認します。
このとき、爪を含めるかどうかなど、メーカーによって測定方法が異なる場合があります。
購入する際は、商品のサイズ表やメーカーが指定している測り方を必ず確認するようにしましょう。
犬の足を測るときに私が特に意識したいと思ったのが、肉球の幅だけを感覚で判断しないことです。
犬は立って体重がかかると足先が広がります。
そのため、できれば愛犬を紙の上に立たせ、自然に体重がかかった状態で足の大きさを確認します。
また、靴によって「幅を基準にする」「縦の長さも測る」「爪を含めて測る」など測り方が違う場合があります。
実際に購入する商品の測定方法に合わせて測ることが大切です。
正しい測定方法
①紙の上に犬を立たせる
②体重をかけた状態にする
③肉球の最も広い部分を測る
④前足と後ろ足を別々に測定する
チェックポイント
| 項目 | 確認内容 |
| 肉球の幅 | 最も重要 |
| 肉球の長さ | 次に重要 |
| 前足と後ろ足 | 別々に測る |
| ベルト位置 | 足首の細い部分で固定 |
前足と後ろ足は両方測っておく
ここは意外と見落としやすいポイントです。
犬は、前足と後ろ足がまったく同じ大きさとは限りません。
そのため、
「前足を測ったから、4本とも同じサイズで大丈夫!」
と決めてしまうと、後ろ足だけ緩くなったり、逆にきつくなったりすることがあります。
できれば、
前足と後ろ足をそれぞれ測る
ことをおすすめします。
特に、
「なぜか後ろ足の靴だけ脱げる」
という場合は、一度サイズを確認してみてください。
わが家のミートも、まさにこのケースでした。
最初は4本とも同じMサイズの靴を履かせていました。
ところが散歩をしていると、なぜか後ろ足の靴だけがズレたり脱げたりします。
「ちゃんと履かせているのに、どうして後ろ足だけ?」
と不思議に思い、前足と後ろ足をそれぞれ測り直してみました。
するとミートの場合、後ろ足はSサイズ相当でした。
私自身、「同じ犬なら4本とも同じサイズだろう」と思っていたので、これは意外でした。
この経験から、犬用の靴を選ぶときは4本とも同じサイズだと決めつけず、前足と後ろ足をそれぞれ測ることが大切だと感じました。
靴そのものが悪いのではなく、前足と後ろ足の大きさの違いが関係している可能性もあります。
歩行時に足の形が変化する

獣医師に相談した実体験
(獣医師の回答)
前足と後ろ足の違いについて獣医師にも相談しました。
後ろ足だけ靴が脱げることが気になった私は、ミートについて獣医師にも相談しました。
その際、犬も4本の足が必ず同じ大きさとは限らないため、実際にサイズを確認してみるようアドバイスを受けました。
それまで私は「犬用の靴は4足セットだから、全部同じサイズでいい」と思い込んでいましたが、この経験から前足と後ろ足をそれぞれ確認する大切さを感じました。

ちなみに、わが家のミートは散歩中に後ろ足を浮かせるような歩き方をしたことがあり、実際に動物病院へ連れて行った経験があります。
靴が脱げることだけで病気と判断することはできませんが、いつも同じ足を気にする、片足を浮かせる、歩き方がおかしいなどの様子が見られる場合は、靴だけでなく愛犬の足の状態にも注意してあげたいですね。
▼ ミートの歩き方が気になり、動物病院へ連れて行ったときの体験はこちら
【第115話】犬の歩き方がおかしい?動物病院へ連れて行った体験談【犬パテラ】
大きめを選べば脱げないわけではない
犬が窮屈そうだからと、少し大きめの靴を選びたくなることもあると思います。
ところが、大きすぎる靴は靴の中で足が動いてしまい、歩くたびにズレてかえって脱げやすくなることがあります。
反対に、小さすぎる靴もおすすめできません。
足が靴の奥まで入らなかったり、肉球や指に負担がかかったりする可能性があるからです。
つまり犬用の靴は、
「脱げないように小さくする」
「余裕をもって大きくする」
のではなく、愛犬の足に合ったサイズを選ぶことが基本です。
靴を履かせたら実際に歩かせて確認する
サイズ表だけでは分からないこともあります。
靴を履かせたら、いきなり長時間の散歩へ行くのではなく、まずは室内など安全な場所で少し歩かせてみましょう。
そのときに、
- 靴がクルクル回っていないか
- 歩いているうちに下へズレてこないか
- 足を必要以上に高く上げていないか
- 靴をしきりに気にしていないか
- 歩いたあとに足へ擦れや赤みがないか
などを確認します。
サイズが合っているように見えても、実際に歩くとズレることがあります。
「測る→履かせる→歩かせる→確認する」
ここまでやって初めて、その靴が愛犬に合っているか判断しやすくなります。
わが家でも、サイズ表だけで判断するのではなく、実際にミートへ履かせて歩かせることが大切だと感じました。
特に確認したいのが、靴が足の周りをクルッと回転していないかです。


靴底が横や上を向くようなら、サイズや固定方法が合っていない可能性があります。
「脱げてはいないから大丈夫」ではなく、歩いているときに靴が正しい位置を保っているかまで見てあげましょう。
ミートのように「片方だけ脱げる」ときも観察が大切
わが家のミートの場合も、靴が脱げるからといって、単純に「サイズが合っていない」と決めつけることはできませんでした。
特に後ろ足で地面を蹴り上げるような動作をすると、靴に強い力がかかります。
そのため、
「どの足の靴が脱げるのか?」
「いつも同じ足なのか?」
「どんな動きをした直後に脱げるのか?」
まで観察してみることをおすすめします。
毎回同じ靴だけが脱げるのであれば、サイズや固定方法を見直すヒントになります。
犬用の靴は、商品を選んで終わりではありません。
愛犬の足のサイズ・靴の形・履かせ方・歩き方まで含めて確認することが、散歩中に靴を脱げにくくするポイントです。
サイズ選び早見表
| 確認するポイント | チェック内容 |
|---|---|
| 前足 | 左右それぞれ測る |
| 後ろ足 | 前足とは別に測る |
| 足幅 | 体重がかかった状態で確認 |
| 足の長さ | 商品指定の方法で測る |
| サイズ表 | メーカーごとに確認 |
| 履かせた後 | ズレ・回転・締め付けを確認 |
| 散歩後 | 赤みや擦れがないか確認 |
次の章では、さらに一歩踏み込んで、犬が靴を嫌がる場合の慣らし方や、初めて靴を履かせるときの注意点についてお話しします。
第5章|犬が靴を嫌がるときは?無理をせず少しずつ慣らそう
犬に初めて靴を履かせたとき、
「変な歩き方をする!」
「足を高く上げて歩く!」
「すぐに靴を脱ごうとする!」
そんな姿を見て心配になったことはありませんか?
犬にとっては、今まで裸足で地面を歩いていたのに、突然足を靴で覆われるわけです。
最初から何も気にせず歩ける犬もいるかもしれませんが、靴を嫌がったり、ぎこちない歩き方になったりする犬もいます。
そんなときは、無理に長時間履かせるのではなく、少しずつ靴に慣らしていくことが大切です。
① まずは靴を見せたり匂いを嗅がせたりする
いきなり4本の足すべてに靴を履かせるのではなく、まずは犬に靴そのものを確認させてみましょう。
床に置いて匂いを嗅がせたり、飼い主さんが手に持って見せたりするだけでも構いません。
愛犬に、
「これは怖いものではないよ」
と覚えてもらうところから始めます。
② 最初は短い時間だけ履かせる
靴を履かせることができたら、最初から長時間の散歩へ出る必要はありません。
まずは室内など安全な場所で、短い時間だけ履かせてみることをおすすめします。
最初はぎこちない歩き方をしても、すぐに「この靴は合わない」と判断せず、愛犬の様子を見てみましょう。
ただし、強く嫌がったり、痛そうにしたりする場合は無理をさせないことが大切です。
わが家のミートも、最初から靴を履いて普通に歩けたわけではありません。
初めて靴を履かせたときは違和感があったようで、最初は数歩歩く程度でした。
その姿を見ると、
「やっぱり靴は嫌なのかな?」
と心配になります。
でも、そこで無理に長時間歩かせるのではなく、短い時間から少しずつ慣らしていきました。
靴には慣れてきたものの、散歩中に歩かなくなったり、リードを引っ張ったりして困ることもあります。
わが家で実践した、愛犬が散歩で歩かないときの対処法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▼ 散歩中に犬が歩かなくて困っている方はこちら
【第95話】小型犬リード引っ張り癖の解決法|犬が散歩で歩かない場合は抱っこして気をそらす!
③ 室内で歩く練習をしてみる
靴を履くことに少し慣れてきたら、室内で歩かせてみます。
飼い主さんが少し離れた場所から呼んであげるなどして、自然に歩けるか確認してみましょう。
このとき大切なのは、歩き方だけでなく、
靴がズレていないか、クルクル回っていないか、脱げそうになっていないか
を見ることです。
ここで靴が大きくズレるようなら、散歩へ行く前にサイズや履かせ方をもう一度確認します。
ミートは約1週間かけて少しずつ慣れました
ミートの場合は、こんな感じで少しずつ靴に慣れていきました。
| 時期 | ミートの様子 |
|---|---|
| 初日 | 靴を気にして数歩歩く程度 |
| 3日目ごろ | 室内を靴を履いたまま歩けるようになった |
| 1週間後 | 靴を履いて普段どおり散歩できるようになった |
もちろん、すべての犬が同じ期間で慣れるわけではありません。
これはあくまでわが家のミートの場合ですが、最初にぎこちない歩き方をしたからといって、すぐに「この子には靴は無理」と判断する必要はないと感じました。
愛犬の様子を見ながら、少しずつ慣らしていくことが大切だと思います。
④ 慣れてきたら短い散歩から始める
室内で問題なく歩けるようになったら、いよいよ外で試してみます。
ただし最初からいつもの散歩コースを全部歩くのではなく、まずは短い距離から始めた方が安心です。
外にはアスファルトや土、芝生などさまざまな路面があります。
室内では普通に歩けても、外に出ると靴を気にする犬もいます。
歩き方を見ながら、少しずつ散歩時間を延ばしていきましょう。
室内では問題なくても、アスファルトや土、芝生など、外では足裏に伝わる感覚が変わるため、最初の散歩は短めにして様子を見るようにしましょう。
⑤ 散歩の途中でも足と靴を確認する
靴に慣れてきても、散歩中の確認は大切です。
特に最初のうちは途中で一度立ち止まり、
「靴がズレていないか?」
「ベルトが緩んでいないか?」
「足に擦れや違和感がなさそうか?」
を確認してあげましょう。
そして散歩から帰ったら靴を脱がせて、肉球や足に赤みや擦れなどがないかを見る習慣をつけておくと安心です。
特に確認したいのが、靴が脱げていなくても、靴底が横を向いたり回転したりしていないかです。
ミートでも、完全には脱げていなくても靴がズレていることがありました。
「履いているから大丈夫」ではなく、正しい位置で履けているかまで確認してあげることが大切です。
足裏の毛が伸びていないかも確認する
トイプードルのミートの場合、もう一つ気をつけているのが足裏や指の間の毛です。
毛が伸びていると、靴の中で足が滑ったり、フィット感が変わったりすることがあります。
犬用の靴を履かせる前には、サイズやベルトだけでなく、足裏の状態も確認しておくと安心です。
ただし、足裏の毛を自宅でカットする場合は、肉球や皮膚を傷つけないよう十分注意してください。不安な場合はトリマーさんなどにお願いする方法もあります。

靴を履かせる前には、足裏や指の間の毛を整えておくことが大切です。

靴を嫌がる犬に無理をさせないことも大切
| 靴に慣らすときのポイント | 確認 |
|---|---|
| 最初は短時間から始める | □ |
| 室内で歩く練習をする | □ |
| 慣れてから短い散歩へ出る | □ |
| 靴がズレ・回転していないか見る | □ |
| 散歩後に赤みや擦れを確認する | □ |
| 強く嫌がる場合は無理をしない | □ |
犬用の靴には肉球を保護するなどのメリットがありますが、すべての犬が靴を好きになるとは限りません。
嫌がっている犬に無理やり履かせ続ければ、靴そのものだけでなく散歩まで嫌いになってしまう可能性があります。
そのため、
「今日は少し履けた」
「昨日より自然に歩けた」
くらいの気持ちで、愛犬のペースに合わせて慣らしていくのがよいと思います。
わが家でもミートの様子を見ながら、靴が脱げないか、歩きにくそうではないかを確認しながら散歩しています。
犬の靴で大切なのは、絶対に脱げないようにすることだけではなく、愛犬が無理なく歩けることだと私は感じています。

犬の靴が脱げるときによくある質問【FAQ】
ここまで犬の靴が脱げる原因や対策について、わが家のトイプードル・ミートとの実体験を交えながらお話ししてきました。
最後に、犬の靴について飼い主さんが疑問に感じやすいポイントを、Q&A形式でまとめます。
Q1. 犬の靴がすぐ脱げる一番の原因は何ですか?
犬の靴が脱げる原因は一つとは限りません。
靴のサイズが合っていない、足が靴の奥まで入っていない、ベルトの固定が緩い、歩き方や走り方によってズレるなど、いくつかの原因が考えられます。
まずは「どの足が、どんな動きをしたときに脱げるのか」を観察してみてください。
わが家のミートの場合は、マーキング後に後ろ足で地面を勢いよく蹴ったときに靴が脱げることがありました。
靴そのものだけでなく、愛犬の動きまで確認することが原因を見つけるポイントです。
Q2. 後ろ足の靴だけ脱げるのはなぜですか?
後ろ足だけ脱げる場合は、前足と後ろ足の大きさの違いを一度確認してみることをおすすめします。
わが家では最初、ミートに4本とも同じMサイズの靴を履かせていました。
ところが、なぜか後ろ足だけ脱げるため測り直してみると、ミートの場合は後ろ足がSサイズ相当でした。
また、後ろ足で地面を蹴り上げるなど、犬特有の動きによって靴がズレる場合もあります。
いつも同じ足だけ脱げる場合は、サイズだけでなく、歩き方や足の状態も観察してみましょう。
Q3. 前足と後ろ足で違うサイズの靴を履かせても大丈夫ですか?
犬の前足と後ろ足は、必ずしも同じ大きさとは限りません。
そのため、それぞれの足に合ったサイズを選ぶことが大切です。
「4本とも同じサイズ」と最初から決めつけず、前足と後ろ足をそれぞれ測り、購入する商品のサイズ表と照らし合わせて選びましょう。
同じS・Mといった表記でもメーカーによって基準が異なることがあるため、サイズ表の確認も忘れないようにしてください。
Q4. 靴が脱げないようにベルトをきつく締めても大丈夫ですか?
脱げないように強く締めればいい、というわけではありません。
ベルトを締めすぎると、犬の足に負担をかけたり、擦れや違和感につながったりする可能性があります。
靴を履かせたら実際に少し歩かせて、
靴がズレないか、回転していないか、歩きにくそうではないか
を確認しましょう。
散歩の途中や帰宅後に、足や肉球に赤みや擦れがないか確認することも大切です。
Q5. 犬が靴を嫌がる場合はどうすればいいですか?
最初から長時間履かせるのではなく、室内で短い時間から少しずつ慣らしていくことをおすすめします。
わが家のミートも、最初は靴を気にして数歩歩く程度でした。
それでも少しずつ練習して、3日目ごろには室内を歩けるようになり、1週間ほどすると靴を履いて普段どおり散歩できるようになりました。
もちろん、慣れるまでの期間には個体差があります。
強く嫌がったり、痛そうにしたりする場合は無理をせず、愛犬のペースに合わせて慣らしてあげることが大切です。
まとめ|犬の靴が脱げる原因を知って愛犬に合った対策をしよう
今回は、犬の靴が脱げる原因と、散歩中に脱げにくくするための対策について、わが家のトイプードル・ミートとの実体験を交えながらお話ししました。
犬の靴が脱げる原因は、単純に「サイズが大きいから」とは限りません。
サイズ・履かせ方・ベルトの固定・足の形・歩き方や蹴り上げる動作など、さまざまな原因が考えられます。
特に確認してほしいポイントは次の5つです。
- 前足と後ろ足をそれぞれ測る
- 足先まで靴がしっかり入っているか確認する
- ベルトを適切な強さで固定する
- 散歩中に靴がズレたり回転したりしていないか確認する
- どの足が、どんな動きをしたときに脱げるのか観察する
わが家のミートも、最初は4本とも同じMサイズの靴を履かせていました。
ところが、なぜか後ろ足だけ脱げてしまうため測り直したところ、ミートの場合は後ろ足がSサイズ相当でした。
さらに散歩中の様子を観察すると、マーキング後に後ろ足で地面を勢いよく蹴り上げたときにも、靴が脱げることがありました。
この経験から私が感じたのは、
「犬の靴が脱げる=靴が悪い」とすぐに決めつけないこと
です。
サイズを測り直したり、履かせ方を確認したり、実際に歩いている愛犬の様子を観察したりすることで、原因が見つかることがあります。
また、犬用の靴はすべての犬に必ず必要なものではありません。
しかし、夏の熱い路面などから肉球を守りたい場合には、役立つこともあります。
大切なのは、絶対に脱げないようにすることではなく、
愛犬の足に合った靴を選び、無理なく安全に歩けるようにしてあげること。
これから犬用の靴を選ぶ方や、
「散歩中に靴がすぐ脱げて困っている」
という飼い主さんに、ミートとの経験が少しでも参考になればうれしいです。
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