「部屋にネズミがでたの！すぐに来てもらえますか？」
部屋にネズミがでると、大抵の人は驚き特に女性はパニックとなりネット検索をしてネズミの駆除業者を調べることでしょう。
そして「ねずみ110番」の存在を知り費用を調べ、公式サイトに書いてあるような個人宅は「13,000円〜」、店舗は「19,800円〜」 という価格や「見積もり無料」は本当かどうか？
電話をしたいけど不安もあり迷うことでしょう。
今日はそのようなお悩みの方に向けて、不動産管理会社に勤める管理部長の筆者がネット検索ででてくる「ねずみ110番」の評価や口コミの信ぴょう性について語りたいと思います。
是非、参考にしてください。
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【簡単な自己紹介】
（不動産管理部長より）
筆者は某不動産会社の営業部長として現役で働く50歳男性・通称「メタボ父さんです(^_-)
新卒で金融機関に就職し7年間、融資係を経験した後に1度目の転職で不動産業界に再就職をしました。不動産業界では売買営業マンとして働き、会社や上司に恵まれたおかげで平均的なサラリーマン収入より高い稼ぎが得られて金融機関時代より3倍の年収になりました。
その後、子どもが産まれて子どもの運動会に参加したい等、仕事だけでなくまともな時間が欲しくなり現在の会社に2度目の転職をしました。無我夢中に一生懸命仕事をしているうちに仕事が楽しくなり、40歳を超えたあたりで人生哲学ができて現在の仕事を適職と思えるようになりました。
ネズミ退治の本記事のように、不動産屋でないと知りえない情報の他、「10年間で住宅ローンを完済した方法」や過去の転職経験を書いた「転職記事」そして私生活で「トイプードル」と暮らし始めた「ペット記事」など書いております。
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1：ねずみ110番の口コミや評判について
こんな説明では身も蓋もないですが、結論から言うと「ねずみ110番」は業者のあたり外れがあると思いましょう。私ども不動産管理会社も「ねずみ110番」を頻繁に利用するのですが業者によりけりです。
さて、この業者によりけりがポイントですが、この意味おわかりでしょうか？
じつは、「ねずみ110番」は東証上場企業である「シェアリングテクノロジー株式会社」が運営しているのですが、とりまとめのコールセンターで受付した後に各地域ごとに加盟店をお客様に家に向かわせるシステムです。会社なら社風や方針、そして社員教育で一定のサービス基準があると思いますが、あくまでも加盟店システムなのでホント、担当でくる業者の性質は担当の人間力で大きな差がでると思っております。だからネット検索で見れるような「ねずみ110番の評判や口コミ」の内容は参考程度にしましょう。
筆者もこの記事を書くにあたり、ネット検索をしてネズミ駆除業者の口コミや評判コメントなど読んでみました。勿論、どの記事に掲載してある口コミは殆ど正しいと思いますし、このような口コミレビューは個人の感想なので読んでいる人も意見が分かれることは承知しています。ただ私が口コミや評判だけで判断するのは怖いなぁ～と思ってしまいます。できれば本質的な前提を理解してから判断してもらいたいです。ほら、ネズミ問題は緊急を要するのですぐに「ねずみ110番」を呼んで解決したいと思ってしまうじゃないですか？だから深夜にネズミ駆除の業者を呼んで応急措置で10万円払っても・・・ネズミが完全に退治されないケースがあるってことをわかってほしいのです。はっきり言ってネズミ問題って時間も必要だし難しいのですよ。その判断をできるように事項を書いていきますね。
2：ねずみ110番に連絡するかの判断はコレだ！
ネズミ問題は緊急を要しますから、すぐにでも「ねずみ110番」を呼んで解決したいはずです。その判断をできるヒントを今から語りますので聞いてください。まずは専門業者を呼ばずに自分で超音波グッズを買って解決できるか考えている人は下記を読み進めてください。
＜判断材料その①＞
◆超音波で撃退するグッズを買う
ネズミが苦手な周波数は発信する超音波のグッズを部屋に置きます。
早ければ、設置した翌日、一般的には1週間から2週間で効果を発揮して建物からネズミを追い出せると言われております。
＜超音波のグッズ＞
◆2,980円（税込）
実際に私ども不動産管理会社もよく設置します。確かに設置して2～3日たって入居者に電話をすると「ネズミの気配が感じなくなった」と効果があった意見もあれば「全くダメ」と言う人もいます。
この違いは部屋の荷物の多さや汚さと私は経験上思っております。と言うのは、実際に荷物が多い部屋で超音波を置いても、荷物が遮るせいか期待しているようにネズミが部屋の壁や天井からでていきません。一方で物が少ない綺麗な部屋だと翌日には部屋からいなくなるケースがありました。
部屋からネズミを追い出す目的としては「超音波グッズ」が優れモノだと思っておりますが、不動産管理会社の立場で言うと他の部屋にネズミが移り住んでしまっては根本的な解決に至りません。厄介なことにネズミは繁殖能力が高くて、生後3ヶ月もすれば10匹程度まで産めるので、部屋にでたネズミは家族で住みついているのか等を確認せず放置するととんでもない事態になります。だから、読者さんもご自身の部屋の荷物の多さの程度や、一戸建て住宅にお住まいの方であれば建物の天井など点検口から、沢山の超音波グッズを買って置くことを想定してください。
仮に一戸建て住宅で上記の写真にあるような超音波グッズ2,980円を10個買ったら3万円！それなら駆除業者呼んで、毒餌やトラップを仕掛けた方がいいとの判断もできますので。
＜判断材料その➁＞
◆ねずみ110番を呼んだら必ず見積もりとってその場で作業してもらわないこと
ネズミ駆除の業者が深夜に家に到着すると、まるでヒーローが現れたかのように業者に頼ることでしょう。そして業者は部屋の中を見渡しくまなくチェックして、ネズミの進入路らしき場所を複数説明するはずです。
とにかく、すぐに解決したいのでその場でネズミ駆除業者に応急措置を頼んでしまう人が多いのですが・・・結構なお金を払うことになるはずです。
具体的に説明していくと、ネズミが部屋に入ってきていると思われる進入路の隙間や穴をコーキングで塞いでいく費用が大体3万円～5万円！
ネズミの進入路は必ず数か所あるので費用がかさみます。
また、その場所に散布剤をまいて粘着シートを敷く料金も大体3万円～5万円！
そして、これらの駆除作業一式（駆除作業賃と深夜料金）で大体5万円！
深夜に呼び作業をしてもらった場合は総額10万円～15万円の請求になるでしょう。
この金額の高い安いはおいて置き、読者さんに知っておいてほしいことは応急措置は解決に繋がらないケースが多いと言うことなのです！
もう不動産管理会社からすると、よくあるパターンのトラブルなんですよね。
と言うには、ネズミって警戒心が強いので人が寝静まった夜中とかに活動します。当然、ネズミの気配を感じて驚いた入居者は不動産管理会社に連絡をしようと思っても営業時間外で通じません。特に女性に多くパニックになりその場でネズミ駆除の業者に応急措置で進入路などを塞いでもらいます。
けど・・・粘土のようなコーキングで対処できる箇所だけでなく、大工仕事が必要な進入路もある訳で
コーキングで部屋に入れなくなって怒ったネズミが別の箇所をかじって穴をあけてまた入ってきます。要するに一度は進入路を塞いでネズミが壁の隙間や天井から入れなくなったとしても、駆除しないと解決できないのです。
私ども不動産会社は、別の部屋に逃げてネズミが繁殖して問題が大きくなったら困るので根本的な解決を目指します。だから業者によって応急措置で儲けようとする人もいれば、真面目に誠心誠意、対応してくれる業者も見極めるのも管理会社の経験と役目なんです。読者さんにお伝えしたいことは、ねずみ110番を呼び、先ずは見積もりをとってみましょう。
＜判断材料その③＞
◆ねずみの駆除方法を確認する
ネズミの駆除方法は色々なやり方がありますが、基本は最初に粘着シートなどトラップを仕掛けてネズミをまず捕獲することを考えましょう。
そのやり方ですが、ネズミが嫌がる散布剤をまいて、黒いフンが落ちている場所よりネズミの通り道を想像して粘着シートを敷きます。ちなみに進入路1箇所あたり、粘着シートは通り道に50枚程度必要と思ってください。
薬剤散布とシート費用も大体3万円～5万円！
※ネズミシートは1枚当たり1,500円とかの料金です。特別なシートを駆除業者が使っている訳ではないので、当たり前ですが自分でネット注文して自分で敷けば当然安いです。
ここで読者さんに知っておいてほしいポイントを話しますね(^_-)-☆
ネズミの駆除業者がやる作業も、じつは市販で売っているネズミシートを敷くだけなんですよ。そしてすぐに捕獲できるとは限らず1週間様子を見ましょうとなります。だから、業者にネズミシート1枚あたり1,500円×100枚＝15万円と作業手間賃3万円と散布剤2万円の合計20万円なんて馬鹿らしいじゃないですか？それだったら、ネズミシートをネットで買って自分で敷き毒餌をウェルシアとかで買えば数万円ですみます。それを専門業者に任せるのは勿体ないです。
3：厄介なネズミはねずみ110番に任せよう！
ここまでの書き方だと「ねずみ110番は当たり外れがあるので注意しましょう」的なイメージになってしまうので補足しますね。
やはり私ども不動産管理会社も「ねずみ110番」を利用するのは、自分で粘着シートを仕掛けても簡単にはとれないし、また厄介なネズミはプロでないと難しいからです。今までに数多くのネズミ駆除業者に依頼をしてきましたが、原則、駆除方法はどこの会社も一緒です
＜駆除業者に依頼した流れ＞
・現地調査➡状況ヒアリング➡見積り➡ネズミ死体の撤去を業者に頼むか等のオプションを選ぶ➡業者が作業する➡仕掛けにネズミがかかっているかの確認➡死体回収➡侵入路などを塞ぐ作業をする。
大まかに言おうと上記の作業になるのですが、例えばネズミ被害の部屋から原因を探っていくと、隣部屋が一人暮らし部屋でゴミ屋敷状態になっていたなどあります。その場合、ゴミ部屋の根本的な解決のほかに別階の部屋の隙間など塞ぎ外部の侵入ルートまで大掛かりな工事になることもあります。
要するに駆除方法は同じでもネズミの死体を自分で片付けるかしないかにより金額も変わるので、駆除方法でなく駆除内容で金額が変わることを事前の知識として覚えておいてくださいませ。
このように業者の仕事内容により金額が大きく変わるはずです。ですから私がおススメしたいポイントはネズミ駆除業者に依頼する場合、口コミは参考程度にして、見積り無料で仕事内容を比較してみることが大事ですよとお伝えしたいです。
まとめると、とにかくネズミ問題はスピードも大事ですが慎重な判断も必要です。また「ねずみ110番」に連絡をして専門的なアドバイスをきちんと聞いた方がいいと思います。その際的な判断ができるためにこの記事が少しでもお役にたてたら嬉しいかぎりです。
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